「テーマパークに行って感じたこと」

 先日、知人から割引券をもらったこともあって、久しぶりにナガシマスパーランドに行きました。園内はハロウィンの装飾が至る所で見られ、仮装して楽しんでいる人も多くいました。また、夕方からはゾンビが出現したりとアトラクション以外にも楽しめるイベントがたくさん企画されていました。

 USJに似た企画だなと、随分前にテレビで見たUSJがV字回復した戦略を思い出しました。今でも印象に残っているのは、数字に基づいた戦略と困ったら答えは現場にある、という考えです。

 まず、映画の枠を超えて子どもたちが喜ぶキャラクターを集めたファミリーエリアを充実させるという戦略は、客層をよく分析した結果、ファミリー層に極端に弱いという現状が把握できたことがきっかけでした。
 映画というコンセプトにこだわるあまりに、子どもには刺激が強すぎるアトラクションや身長制限があるものが多く、ファミリー層を十分に呼び込めていなかったのです。

 次に、限られた予算でお客さんにもっと喜んでもらえる付加価値がなかなか見付からず、何度も現場に足を運んだことが紹介されていました。
 行き詰ったら現場を歩く、仕事以外でもちゃんと入場料を払って家族でUSJに入り、お客さんの視点で考えることで、今までは前向きにしか走らなかったジェットコースターを後ろ向きに走らせるという発想にいたり、今では人気のアトラクションになっています。

 私も現場主義は大切にしたいと思っています。例えば製造現場を見れば、どのようなモノを製造し、その製品は何を使ってどのような過程を経て完成にいたっているのか、話を聞くよりもっと想像できます。また、資産をどのように会計処理しようか、いくら机上で考えて分からなくても、実際にモノを見ればすぐに判断できることもあります。これからも意識して取り組みたいと思いました。

「急な相続の依頼」

  先日、申告期限まで時間的猶予が少ない相続税の申告を終えた。
 お客様の関係者以外で、私が直接相続税の申告を引き受けるのは初めてだった。

 個人的には、お客様の関係者以外の相続税申告は、積極的に引き受けないほうが良いと考えていた。
 依頼人のお家のこれまでの過程や、財産の状況、家族の仲などの情報が全くない所からスタートするので、申告までに断続的に情報が出てきて、度々方針の転換をする必要が生じたり、何度も資料のやり取りをする必要が生じたりと、依頼人の方にも手間が余計にかかるなど、お互い良い結果にならない可能性があると考えていたからだ。

 今回、依頼人の方が相談に来られた時点で申告期限まで2ヶ月ほどしかなく、困っておられたこともあり引き受けることにした。
 姉妹間での公平な配分を第一に考えて欲しいとのことで、配分案から考えることになった。
 何度も足を運んでもらうのも申し訳ないと思い、想定される資料のリストを渡し、受け渡しが1回で済むように心がけた。
 また、家族の状況をヒアリングすると、2次相続も遠くない時期に起こる可能性があったため、今回の相続だけでなく2次相続まで合わせて相続税が低くなるような配分案を提案した。

 相続には様々なケースがあるので、何回も打ち合わせが必要なケースもあると思うが・・・署名書類や申告書控の受け渡しなど郵送でできることも、「取りに行ったほうが早い」ということで何回か来所されたが、それを除くと、資料の受け取り・方針の打ち合わせに1回、申告前の最終打ち合わせに1回の来所で済ませることができた。
 依頼人の方の手間はそれほどかからなかったのではないかということと、2次相続まで考えた配分案にもそれなりに満足していただけたようで、喜んで帰ってもらえたので私も満足感のある仕事だった。

「めんどくさがりの効用」

 何を隠そう、私はもの凄くめんどくさがり屋です。
すぐサボることを考えてしまいます。

 ただし、それはやるべきことをやらずに投げ出す意味ではありません。
なんとかうまいことサボって、楽に同じ価値の成果物を作れないか、と考えることです。

 例えば弥生会計の入力。
初めて弥生会計に触れたのは今から2年前、ちょうど当法人に勤めるようになってからでした。
その時、一つ一つの取引を記帳するにあたり、
「日付を入力し、勘定科目をリストダウンから選択、金額を入力して、摘要に文字を打ち込む。」
という原則的な方法をとっていました。
始めは、仕訳を入力することで試算表が出来上がっていく様が新鮮で楽しくできていたのですが、同じような取引ばかり入力するので、段々めんどくさくなってきました。

 すぐさまgoogleを開き「弥生会計 仕訳 コピー」と検索して、
「Ctrl+l」で仕訳コピー、「Ctrl+y」で仕訳貼り付けができることを知りました。
それを使うようになってから、同じような取引に対してリストダウンから勘定科目を選択する時間、摘要に文字を打ち込む時間は無くなりました。
他にも、
「勘定科目や補助科目を頭文字を打ち込むだけで呼び出す」
「定型仕訳を辞書登録し、複雑な振替伝票を一瞬で出す」
「alt+←or→でページ戻し、送り」等、
よく使いそうなショートカットキーを覚え効率化を模索しています。

 エクセル作業でも同じです。
セルや文字の色を変える、表を作る等のよく使う作業はショートカットキーを設定し、ボタン一つでできるようにしています。

 めんどくさいと思ったことはうまくサボる方法をこれからも考えていきたいですし、便利だと思うことは所内でも、またお客様に対しても還元していくことで効率化を目指し、より価値の高いサービスの提供に努めて参りたいと思います。

「フォワードの法則」

 先日、娘の発表会で親子連弾(一台のピアノを二人で弾く)をしました。

 今年で3回目で、年明けから一日30分ほど夕食後の練習生活が半年以上続きました。少し背伸びをしたレベルの選曲をしたため、想定以上に練習と時間の工面が大変でしたが、今となってはすべてがいい思い出です。
 娘のレッスンに同行し、先生からアドバイスを受けるのですが、あまりに練習通りに弾けず、この歳になっても緊張するものなんだ、と技術面以外の課題にも悩んでおりました。
 
 色々、緊張対策?などをネットで調べたりする時期が続く中、ある本に出会いました。
 スポーツ選手のメンタルトレーニング専門の医師が演奏者向に書いた本で、本番で「気分がいい」状態を自分で作るには「フォワードの法則の3つのマインド」が大切と知り、心に響きました。(例はスポーツ選手が多いですが、演奏者向けにはコンクールなどを想定して書かれています。)
 
 一つ目は「尊重・尊敬」で、どんな人のアドバイスも受け入れる。
人は尊敬している人の意見は受け入れるが、そうでない人の意見は聞くだけで、受け入れない、という心理を意識的に変えるものです。マイケル・ジョーダンも「リスペクト」が成功のカギと色々なインタビューで話しています。
 二つ目は「応援」して自分のエネルギーを高めるのです。
応援すると自分もパワーがつく、という経験はオリンピックで記憶に新しいのではないでしょうか?相手のプレー如何で自分の心が乱れるよりも、心から応援する方が平常心を保てる、とタイガーウッズも語っています。
 三つ目は「感謝」で、高橋尚子さんは「あなたのおかげで自分も頑張れる!」とライバルに感謝して走ると、「負かしてやる!」と思って走るときに比べタイムがいいそうです。筋肉の緊張や血管収縮が少ないため酸素効率もいいそうです。
 
 演奏家やスポーツ選手など数秒・数分の世界で評価されるには、日々の練習のみならず一瞬にかける思いや、本番に強くなるためのメンタルトレーニングなど色々な試練があると痛感し、大変勉強になった夏でした。

「ブランディング」

 先日友人から、勤務先の会社で″自社をブランド化する″ことが決まり、そのために社内の意識改革としてトップキャラバン(職種やキャリアを越えた意見交換)が行われたという話を聞きました。自社の強みをアピールし、そこに価値を見出す消費者とのマッチングにより関係性を確固たるものにするのが狙いのようです。

 ブランディングとは、辞書によると商品やサービスのコンセプトを特定のユーザーに価値があると認識させ、市場でのポジショニングを築く戦略のことです。
あわせて、会社のブランド化について調べてみると、企業はブランディングの確立によって商品に対する価値とともに、共感や信頼などを得られるため、差別化ができた顧客を獲得することができるようです。
ブランディングと聞くと、高級ブランドをイメージしがちですが、特別なことではなく、近所の本屋さんや八百屋さんなど、ブランドとは縁がなさそうな商売でも、そこで商品が買われるのは消費者が価値を感じているからです。

 例えば、使い勝手の良さであったり、商品の新鮮さであったり、店主の気立てであったりを消費者が価値として認識し、お店もその価値を商売の強みとしているためです。
つまり、私たちがもっと意図をもってブランディングを意識することで、より消費者に支持され、成功に導ける可能性があがるようです。

 たくさんの税理士事務所があり、たくさんの税理士がいるなかで、自分自身も強みやウリを見出だしてブランド化していけるよう努力したいと思いました。

「103万円の壁が崩れる!?」

「配偶者控除」の検討がニュースになっています。
 103万円の壁を150万円に引き上げるとか、「配偶者控除」の代わりに「夫婦控除」の導入が検討されるとか、新聞の報道でも二転三転しています。
 最終的にどうなるかはまだ分かりませんし、結局何も変わらないのかもしれません。

 「配偶者控除」とは、専業主婦やパートタイムで働く妻がいる世帯の税負担を軽減する制度です。
 具体的には、妻の給与収入が年間103万円以下なら、夫の給与所得から38万円が差し引かれて所得税が計算されるため、夫の税負担が軽くなります。
 加えて、妻の収入が103万円を超えなければ、妻自身も所得税を負担しないで済みます。
 103万円を超えることによる税負担等を避けるため、働く時間を調整して収入を103万円以下に抑える主婦が多く、配偶者控除が適用されている人は1400万人に上っています。

 昨今、女性がこの控除適用を受けるために本格的な就労をためらうことが、女性の社会進出を妨げている面があると言われてきました。
 また、従来の家族形態に当てはまらない世帯が増え、「配偶者控除」は時代にそぐわない、既に存在意義が希薄化したものとの見方が広がっています。

 今回もし「配偶者控除」が廃止されることになれば、これまで恩恵を受けてきた層は増税となる可能性があり、当然反発が出ると思います。
 しかし、「103万円以下に抑えよう」という余計な計算をしないで済むようになることは、税制に左右されずに働き方の選択肢が広がることにつながると思います。
 働く主婦として他人事でない私としては、女性がより前向きに働けるような、公平な税制となることを期待しています。

「異文化に触れる」

 先月、スペインに一週間ほど行ってきました。
 ここ数年、日本でもスペインバルのお店が増えてきた印象があり、パエリアやアヒージョなどのスペイン料理はわりと馴染みがありましたが、スペインでは一日5回食事をとるようで、日本の食生活と大きく異なっていました。
 日の出、日の入りが日本より2-3時間遅いことが影響しているようですが、7-8時頃に朝食、10-11時頃に間食、14-15時頃に昼食、18-19時頃に間食、21-22時頃から夕食というイメージで、飲食店がオープンする時間も日本より遅く、なかなかリズムがつかめませんでした。
 夕食の時間が遅いので、朝食は軽く済ませて、間食にバケットやサンドイッチを食べたり、昼食がメインになるようで、仕事はどうしているのだろうと思いましたが、自分や家族など仕事以外の時間を大切にするという文化の表れで、仕事に対する価値観が違うのかなと思いました。

 また、旅行中に駅構内で働いている人に道を尋ねたとき「案内係りではないので、インフォメーションで聞いてほしい」と何度か案内所を教えてもらう場面がありました。
 日本人は丁寧な人が多いですが、スペイン人は自分の仕事に対して担当業務や職務範囲を明確にもっていて、はっきりと自分の意見を主張するという印象も受けました。

 日本では現実的でないこともありますが、日本の常識の範囲を超えた外国の文化や価値観に触れることも新鮮でおもしろいなと思いました。

「メリハリをつける」

会計事務所の業務というと、年末からの半年ほどは、年末調整、確定申告、法人決算などが重なり繁忙期です。
 一方その時期を外せば、通常の月次処理や、決算月の異なる法人の申告作業が主たる業務となり、締切に追われるようなケースは少ないように感じます。

 よってこの時期は、新規業務の受注、自己研鑽、あるいは繁忙期に溜まった疲れをリフレッシュするなど、自分の時間を作りやすい時期になります。
 私は、溜まった疲れを取って気分を一新してこれからの業務に取り組めるよう、数日間有給休暇を頂き、以前から気になっていた和歌山県の白浜を訪ねたり、趣味の時間に充てたりすることができました。

 しかし、このように自分の時間を作りやすい環境で働くことは当たり前のことではないと最近よく思います。
 先日食事をした友人からも、前回いつ有給休暇を取得したかも思い出せない程に働き詰めで自分の時間が作りづらい、といった話を聞きました。
 その会社ではスタッフの不満も多く、離職率も高いようでした。

 どの業種であれ、どの会社であれ繁忙期はもちろんあると思います。
 ただ、最近になってワークライフバランスがより注目されているように、やはりどこかで自分の時間が使えるようなバランスは大切で、それが結果として我々スタッフの満足度の向上、更にはお客様へのサービスの向上に繋がっていくように感じます。
 自分の恵まれた環境に感謝しつつ、メリハリをつけた業務を今後も心掛けていきたいと思います。

「そうでもないですよのゆとり」

「お忙しいですか?」
と聞かれれば、
「そうでもないですよ。」
と出来る限り答えるようにしています。

 会計事務所は時期によって繁忙感が異なります。
弊社では3月~5月決算の会社が他の月に比べると多い傾向にあるため、5月~7月までは法人決算の申告作業に追われていることが通常です。
その上、私はこの時期に2件相続税の申告を請け負っており、「全て無事に終えられるかな・・・」といった漠然とした不安がありました。

 ただ、この繁忙感は昨年も味わっているので、今年も同様の繁忙感を味わっていては残念ながら全く成長していないと言われても仕方がありません。
どこにどの程度の時間がかかるか、どう強弱をつけて作業を進めるべきか、はあらかじめ分かっています。
 そのため、作業する前にある程度日程と作業工程のシミュレーションをし、社内で手伝ってもらえる部分、自分でしか出来ない部分の色付けを行い、結果として最低限の残業で全て期限内に終えることができました。

「いや~7月まで多忙でして・・・」
 と言いつつこれまで通りの方法で時間をかけ、新しい業務に取り組まないことは非常に楽で、意識しないと流されてしまいそうになります。
 しかし、それでは今回のように相続税申告の経験値は積めなかったと思います。
 社内でも、担当者とは別に申告書チェックを行う役割がありますが、それについてもお願いされることはなかったでしょう。

 私が何かを依頼する側に立ったとしても、忙しいとバタバタしている人よりも、多少ゆとりある人に依頼したいと思うので、忙しかったとしてもゆとり感を出し、新しい業務に積極的に取り組む姿勢を今後も大切にしていきたいと思います。

「採用難は続きます」

「売り手市場」となり暫くたつので「採用難」慣れ?している会社も増えているようです。
 リーマンショック後の求人を出すと問合わせ・応募殺到の記憶がある採用担当者は、また採用チャンスが来るのでは・・・と思っている人も多いかもしれません。 
 
 今年に入り、採用コンサル関係のセミナーに3回ほど参加しました。
 非正規・新卒・即戦力(中途)採用のほか外国人の国内・現地採用など、どれも採用難に対応したホットな情報がとても勉強になりました。
 AI(人工知能)でサービス業へのシフトが進み少し労働需要が変わるといわれていますが、絶対的な労働人口は減少中ですので、統計分析上この状況は今後100年続くといわれています。
 「採用」は会社にとって生命線なので、静観しているわけにはいきませんし、従来の採用方法では対応できません。

 職安などを除くと、中途採用は紹介会社による転職希望者と企業ニーズのマッチングが主流ですが、近年、転職希望者データベースから企業側が選び、スカウトするサービスが増えているようです。
 企業側がキャリア経歴を見て、転職希望でも面接などに出向けない優秀な人に接触できるメリットが魅力です。 
 アルバイト採用も、最初の5分で不採用と決めても、切り上げず自社アピールやマーケティング情報収集と切替、自社ファンを増やすことに徹するなど、勝ち組企業の採用工夫事例なども参考になりました。

 採用難は受け止めるべき「事実」ですが、悲観的に考えてもメリットはありません。
 新しい出会いも、在職社員もご縁を大切にしていける会社が幸せな会社だと改めて思いました。