税理士登録を控えて

 一般的に、生活の中で一番身近に接する専門家は医師や歯科医の先生方でしょうか。ビジネスをやっている方たちには税理士、会計士も身近だと思います。

 専門家相手には、やはり素人という思いから心理的な立場が弱くなるのを感じます。 病院の先生に質問するときには、ドキドキすることもあります。
 みなさんはどうでしょうか?
 個人的な経験ではありますが、こういうことを考えると、専門家を活用することは、人によっては心のハードルが高いのかもしれません。
 
 会計事務所のスタッフとしては、お客様とのちょっとした雑談などから申告に関係するようなご家族の結婚や就職のことを知ることが出来たり、“以前にも聞いたけどもう一度教えてもらえるかしら”と遠慮がちに言われることがあると、お客様と気軽に話ができる関係を作り出すことがいかに大切であるかを痛感します。

 私は税理士登録を控えていますが、税理士という職業は先生と呼ばれることが多いです。呼ばれ方は何であれ、いつまでもおごらず、気軽に話ができる税理士になることが私の目標の一つです。
 お客様とはそんな良い関係を築く努力を続けて行きたいと、改めてそんなことを思いました。

by 松浦

サマータイム

日本ではあまり普及していない「サマータイム」ですが、今年は節電対策として導入する企業が増えているようです。
 
もともと緯度が高く、夏の日照時間が長い欧米で普及している制度です。
きっかけは第一次・二次世界大戦の資源節約のためなので、前向きにというより、必要に迫られてという状況で始まったようです。

日本の場合、国内の時計合わせ(夏時間への修正)を行う本格的なものではなく、「企業版サマータイム」という「勤務時間の前倒し」のことをさします。

今まで、早出しても早く帰れないので労働時間が増える、生活リズムが崩れる、など反対派が多く不評でしたが、今年は、会社員対象のインターネット市場調査によると、節電のため“賛成”&“とりあえず賛成”が6割と、反対派を上回っているようです。

企業側も政府が消費電量の削減目標を課す、ということもあり、必要に迫られて検討・導入という感じでしょうか。
クールビズを前倒しで実施、夏季休暇の増設などでは達成できないほどの高いハードルのようです。

 サマータイムのメリット・デメリットは業種・個人のライフスタイルによって様々と思います。
個人的にも、省エネの必要に迫られている状況を「いい機会」と前向きに考え、今年の夏のすごし方を工夫しなければ、と思っております。
大掛かりな節電はなかなか難しいですが、安易にエアコンに頼らず、風鈴など涼しげな和のインテリアを増やしたり、清涼感あるメニューの工夫など、「五感」で涼しさを感じられるよう例年以上に努力したい思います。

お客様からも、仕事・プライベートともに夏場の節電対策への工夫など教えていただけると嬉しいです。

by 古橋

バランスよく

 先日、新聞で、人間を植物に例えている記事を読みました。その記事で、顔には植物と同じ名前の器官があることを知りました。例えば、目は芽であり、鼻は花であり、歯は葉であり、耳が実であるといったように…言われてみれば確かに同じだなぁと思いました。

この記事を読み、以前、お城に行ったときにもらった絵葉書にかかれてあった「花があるのは根のおかげ」という言葉を思い出しました。私は、根が人間の心にあたるのではないかと考えています。人間も心を充実させることで、活動するための原動力になってくると思います。そのためにはやはり偏りなくバランスよく生きることが大切のように感じます。

仕事を始めて2ヶ月、新しいことを一つずつ覚え、充実した毎日を送り、休みの日には友人と会ったりなどしてリフレッシュするといった日々を送っています。私の中でバランスがとれてないなぁと感じるところは運動です。

通勤には自転車を利用したり、エレベーターではなく、階段を利用してみたりなど多少なりとも運動は意識しているのですが、どうしても運動不足を感じています。もう少し落ち着いたら、自分の生活の中にジムに通ったり、ヨガをやるなど、運動時間を取り入れ、バランスよく、より充実した日々を送りたいなと思う今日この頃です。

by石原

今の自動車税に思うこと

毎年5月末は自動車税の納期限です。
私の自宅にも5月2日に納税通知書が届いており、毎年のことなので深く考えず封筒を開けてみたのですが・・・。
開けてびっくり、昨年よりも多い金額が記載されていました。
これは間違いではないかと思い、調べてみたところ、平成10年3月新車登録のマイカーは今年から税額が増えることがわかりました。

この措置はグリーン化税制と呼ばれるもので、平成14年度から実施されております。
一定の燃費や排出ガス基準をクリアした新車は、その登録の翌年度分が50%減税になる制度です(愛知県の場合)。
その反面、ガソリン車で新車登録から13年(ディーゼル車は11年)を経過したものは、10%の増税になります。
減税の方は覚えていたのですが、増税についてはうっかり忘れておりました。

それにしても、この「グリーン化税制」、環境にやさしいものは減税、環境負荷の大きいものは増税という趣旨ですが、古い車を乗り続けることが環境によくないという前提が何かしっくりきません。
車は限りある資源で作られていますので、それほど低燃費でなくても、なるべく長く使う方が環境にやさしいと思います。
それに、車の製造過程でも、リサイクルをするにも、エネルギーを使用して環境に負荷をかけているわけですから。

学校では、「物は大切に使いなさい。なるべく長く使いなさい。」という教育をされていると思います。
それがエコロジーの基本だと思いますが、税制がそれに逆行するようでは問題です。
元々、景気対策の側面もあったかと思われますが、気分良く、愛車を乗り続けられるような制度になってほしいなと思いました。

by 加古宗利

魚のつかみ取り大会

先日、地元で観光客向けに魚のつかみ取り大会があり、もの珍しさも手伝って多くの人で賑わっていました。わたしも、主催者側の手伝い半分・お客さんとしての魚目当て半分ではりきって参加しました。

 網の両端についたつなを引っ張って魚を引上げる「地引網」という方法で行なうのですが、参加した100人超の人が左右の2列に分かれ、魚のたくさん入った網を思い切り引っ張ります。どちらかに力が偏ると、網がゆがんで魚が逃げてしまうため、左右が均等になるように指示を出しながらの作業です。興奮状態の人たちに旗や笛で指示を与えるのは、なかなか大変なもので、思うように言うことを聞いてはくれません。なんとか参加者が疲れすぎず飽きのこないうちに終わらせるようにと、そのタイミングに気を遣いました。

 “少ししか獲れなかったらどうしよう”という心配をよそに、引上げてみると予想以上にたくさんの魚が入っており、みんな喜んでいるだろうと思ったのですが・・・
最近の子供は生きた魚が恐いと言って、つな引きはできても、つかみ取りはできない子が多いようです。つなを引いていたときの、さっきまでの笑顔がすっかり消えていました。なんだか後味の悪い思いをさせてしまって可哀想だったかなと思ったのですが、実物の魚を知らずお刺身が泳いでいると思い込んでいる子供もいるという話を聞いたことがあり、そんな子供にとっては大事な経験だと思いました。

私自身、初めて企画する側の立場に立って参加したのですが、参加者みんなが楽しんでいるかなとか、次の作業がスムーズに流れるようになど、普段は気に留めないようなことに神経を使い、いつもとは違った視点で見ることができました。これからは自分が催しものに参加するときは、主催者側の視点でも見てみると発見があり面白いかもしれないなと思いました。

by 板谷

キャラクター化

 毎日の電車通勤のなかで周りの人を見ていてに気がついたのは、かなりの確率でキャラクターグッズを人々が身につけているということです。
意識して見てみると、子供たちや学生に限らず、大人もキャラクターを様々な形で持っていました。
考えてみると動物や乗り物、お天気マークまでも擬人化されキャラクターとして可愛らしい形をして生活に溶け込んでいます。 定期券にでさえキャラクターがついているので、自分であえてグッズを購入していない人でも、いつの間にか持っているということになります。

 キャラクターというと私が子供の頃、父の仕事の関係で外国の方を家に招待した時の事を思い出します。
会話の中で、「蛸(タコ)」を説明する際、絵を描いてみたのですが全く蛸と認識してもらえなかったということがありました。
私の描いた蛸は赤くて頭が丸く、口がひょっとこのように突き出ていて足が八本、日本人なら誰もがソレが何であるか認識できるものです。(よくたこ焼き屋さんにあるような絵です)
やっと蛸であると通じた時に、相手の外国の方が描いてくれた蛸は、茶色で頭が小さい代わりに、足が長くかかれたとてもリアルなもので 、その時に初めて、自分の頭に想像していた蛸は擬人化された、キャラクター化されているものだということに気づきました。
知らぬ間にキャラクター化されたものが自分の中での蛸の認識になっている事に気づいた時の驚きを今でも良く覚えています。

 日本ではキャラクターグッズが溢れているということは周知の事実ですが、商品にキャラクターが付くということに留まらず、生活のあらゆる部分に潜り込んだ結果、人の意識の中までキャラクター化が進んでいるというのは、文化として根付いている何よりの証拠だと感じました。

by 加藤