「運動の秋」

 秋といえば、グルメ、読書、運動など、何かをするのに良い季節ですが、先日ニュースで運動能力の低下について取り上げていました。

 日本の30代後半の運動能力が年々低下傾向なのに対し、70歳以上の運動能力は向上して過去最高を更新したそうです。
 70歳以上の運動能力が向上している要因の一つに、他の年齢層よりスポーツクラブを利用している割合が高いことがあげられます。

 働き盛りの運動能力が低下する中で、企業からの依頼を受けて運動会を企画する会社、「運動会屋さん」の需要が年々増えているといいます。
 社内運動会には、社員間交流、健康意識向上、チームで勝つことの重要性を学べるという効果があります。このような行事は、普段なかなか運動を始められない人でも、自分の健康や体力に向き合って実際に行動を起こしやすくなるので、良いきっかけになりそうです。

 改めて自分の運動習慣に目を向けてみると、以前スポーツジムに通っていた時期より、運動量も減り体力も落ちている気がします。良い仕事をするにも、まず体力が必要と考えていますので、毎日簡単に継続できるストレッチからでも始めたいと思います。
 また、体と心は相互に影響を与えていると思っていましたが、アメリカの研究においても、「ストレスに強い脳を作る」という実験結果が出ているようです。運動することにより、脳内に新しい神経細胞が形成され、ストレスを与えたときの興奮状態を抑制する働きをするそうです。
 最近うつ病に関する話題もよく耳にしますが、ストレスの多い現代社会の中で、心にも良い影響を与える運動に対する意識を、個人でも会社全体でも高めていけると良いと思いました。

「定期的な検討を」

以前、経営状態の悪化を理由に在庫を管理する設備システムを廃棄したお客様がいました。廃棄すると伺った際はどうやって代替するのだろうかと思っていましたが、暫くして再度お伺いした際、新たな設備システムを導入したとのことでした。

従前の設備システムは全盛期の頃に導入したもので多機能を有していましたがその分維持費もかかっていました。一方、新しいものは、機能自体は従前より劣りますが、現在のお客様の求める機能は有しており、さらにコストの面でも負担が大きく減るものでした。

「今までもそれはできたのではないか…」と思っていたところ、案の定「よく考えたら今までもできたんだよね。必要性がないとなかなか動かないものだよね。もっと早くすればよかったな。」などといったことをお客様はおっしゃっていました。

確かに現状に不満を大きく覚えてない場合は、現状を変える労力の方に抵抗を感じてしまいなかなか見直しをしないと思います。また、変えようとすら思わないかもしれません。しかし、その方法が長期的にみてベストであるかはやはり定期的に検討する価値があると思います。

自分自身に置き換えても不都合は感じてなくても、よりよい方法が様々なことにおいてあると思うので、一度見直しをしようと思うきっかけになりました。特に仕事においてはアンテナを張り、細かい作業ほど効率的にできるようにし、要の部分により時間をさけるやり方に工夫していこうと思います。一時的な労力に抵抗を覚えず、長期的な視点で物事を考えていきたいと思います。

「笑顔」

 先日、ショッピングをしていたときのことです。
店員さんが内から溢れ出す笑顔で対応してくれ、私は話の内容の前にただその笑顔に和まされ、自然とこちらまで笑顔になっている気がしました。

 このような現象について、アメリカで次のような実験結果が出ているそうです。
『平生からあまり笑わない、どちらかと言えば仏頂面で近寄りがたいタイプの人を笑顔にさせるにはどうしたらよいかという実験で、どんなに冴えたギャグでも100%笑わせることはできないが、隣でただ根拠もなく笑い続けるというのが最も確実な方法である』という結果です。
つまり、笑顔は伝播するということです。

 私は以前、笑顔は自分では見えないものなので、自分のためにするのではなく人のためにするものだ、という話を聞いて納得したことを思い出しましたが、その笑顔は人に伝播し、また自分にも返ってくると思います。 笑顔は人を笑顔にさせ、また相手の笑顔で自分も笑顔になれます。

 さらに笑顔にはストレス解消や美容にも効果があるようで、極論ですが最初は無理矢理にでも笑えば楽しくなることができるようです。

 このことについて、D・カーネギーは「人を動かす」という著書の中で、次のように言及しています。
『動作は感情にしたがって起こるように見えるが、実際は動作と感情は並行するものなのである。動作のほうは意志によって直接に統制することができるが、感情はそうはできない。ところが、感情は動作を調節することによって、間接に調節することができる。したがって、快活さを失った場合、それを取りもどす最善の方法は、いかにも快活そうにふるまい、快活そうにしゃべることだ・・・。』
つまり、「楽しいから笑顔になる」という順番を逆にして、「楽しくない」→「笑顔」→「楽しい」という順番です。意識的に笑顔を作っていれば、気分も楽しくなるということです。

 これを機に、お客様や家族、友人、様々な人との関わりの中で、笑顔を大切にしていきたいと改めて思いました。

「コラボレーション」

毎年夏の終わりに、尾張旭市にある公園で少し変わった花火大会が開催されます。
ここの花火大会の売りは、花火とレーザー光線と音楽(和太鼓)のコラボレーションで、毎年多くの人で賑わいます。

 これを聞くと、花火大会に光や音が必要なのかな・・・と思われるかもしれません。
わたしも、当初はこの3つがコラボすることに、とても違和感がありました。花火の光があるのに、どうしてレーザー光線が必要なのか?花火が上がる時の音や破裂する時の音が風情があって良いのに、どうして音楽を流してしまうのか?などなど。
しかし、実際に近くで見てみると、思い描いていた花火とは全く別物でした。

普通は、空のはるか遠くに大きな花火を上げて、一瞬の輝きを楽しみます。それに対して、ここの花火はレーザー光線と音楽があることで、一連の流れを生み出し、まるで映像を見ているような感覚にとらわれます。
レーザー光線と一体化させるために、花火はそれほど高い位置までは上がりませんが、むしろそれが良い効果を生んでいます。

 そもそも「コラボレーション」とは、異なる立場や人による共同作業とその成果のことですが、そこには「意外な組み合わせ」とか「付加価値の創出」という意味が込められる傾向があるようです。
 まさに、花火とレーザー光線と音楽のコラボレーションです。

頭で考えたときには不必要だと思うものでも、いざ組み合わせてみると意外な効果を発揮することは、よくあることです。が、それを実際に行動に移すところまでがなかなかいかないように思います。はじめからダメだと決めつけるのではなく、敢えてそれを試してみる行動力も必要なのかなと感じました。

消費税は税抜経理がオススメ

会社の経営において、月次の利益は大切な指標ですが、消費税の経理方法によって利益に差が生じることをご存知でしょうか。
経理方法には「税抜」と「税込」の2つがありますが、例えば税抜60万円のものを仕入れて、税抜100万円で売却した場合の利益は税抜経理の場合、
 【100万円-60万円=40万円】と計算されます。
一方、税込経理の場合は、
 【105万円-63万円=42万円】となり、同じ取引を行なっていても利益にズレが生じます。

このズレの原因は消費税の納税額2万円ですが、これは通常決算時に経費計上されますので、それまでは正しい利益が把握できません。
本来、消費税は利益に影響させないことが大前提ですが、税込経理では消費税の納税額分が月次利益に影響を及ぼします。

このように、利益を正確に計算したい場合は税抜経理にした方が良いといえますが、それ以外にも税抜経理には次のようなメリットがあります。
<メリット>
①資産を購入した時に、すぐ経費になるものが多い
②交際費も消費税分が少なくなる
③償却資産税(固定資産税)が安くなる
④消費税の納税額が【仮受消費税-仮払消費税】で簡単に計算できる
⑤過年度との損益比較がしやすい

一方、以下のようなデメリットも。
<デメリット>
①経理処理がやや複雑で手間がかかる
②特別償却・税額控除の適用では、やや不利である
③税込経理から税抜経理へ変更すると、同じ売上額でも少なく表示されてしまう

このように、それぞれ特徴的な部分がありますが、その実質で考えますと圧倒的に税抜経理が有利だと思います。
今後、消費税率がアップしていくたびに、そのメリットも増えていくでしょう。
戻すことも可能ですので、税込経理を選択されている方は変更を検討してみてはいかがでしょうか。

by 加古宗利

「音をもって音を制す」

 最近でこそあまり使いませんが、私は受験生時代、自習時間には常に耳栓をして勉強に取り組んでいたタイプです。耳を塞がないと周りの声が気になり、集中できずイライラしたからです。
 集中するためには、静かな環境が大事だと思っていたので、自宅にこもるか自習室に行くことを当時は好んでいました。騒がしくない環境は集中するための一つの大事な要素だと思いますが、静寂がベストかというと今はそう思ってはいません。
 携帯のアプリで波の音、雨の音など自然の音を多種聞けるものがあるのですが、それが今の耳栓代わりのお気に入りです。集中したいときに、あえて音を聞いています。

 人は、自分に関係や興味のある話、知っている人の声などを耳にすると、集中していても脳が自動的に反応してしまい、集中力が途切れてしまうそうです。 そこで、それをあえて音でかき消します。自然の音のように一定で変化のあまりない音は、聞いていても脳が働きにくいそうです。それを聞くことで他の気になる音を覆い隠すと、余計な音に脳が働かなくなり、集中状態を作りやすくなる、というわけです。静寂の中では意外と小さな音が気になる点も、これで解決です。

 経験から、雑音があるカフェでも意外と読書等に集中できるということは感じていました。 アプリのラインナップには、“パリのカフェ”なんていう音もあります。日本の…、でないところがありがたいですね(日本語だと理解できるので脳が言葉に反応してしまうかもしれません)。程よいざわつきがいい働きをします。
 イヤホンで聞けば場所を選ばない点もお勧めです。

 皆さんは集中するにはどのような環境に身を置く派でしょうか?またもしかして職場でも音楽を取り入れている方はいらっしゃいますでしょうか? 興味があるのでそんなお話も機会があれば是非お聞きしたいです。

「災害に対する精神的な備え」

 私は9月15日から9月16日にかけて京都市近郊の実家にいた。
映像を見られた人もいるかもしれないが、台風18号により京都市の桂川が氾濫した日だ。

 正確な時間は覚えていないが深夜から明け方にかけて、携帯のアラームが鳴った。4~5回ぐらいだろうか。
寝ぼけていてしっかり見ていなかったので、何のアラームか正確には覚えていないが、避難準備情報や大雨特別警報のアラームだったようだ。

 特別警報について詳しく知らなかったのだが、平成25年8月30日より運用が開始されていたらしい。
気象庁のホームページでは、「警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛ける」となっている。
そして、「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってくださいとある。

 はてさて、命を守る行動とは何であろうか?
家の2階に上がる、公民館などの避難場所に移動する、などなど。
ブログを書いている今なら冷静に考えられるが、深夜の寝ている時に警報が発令されても、冷静に対処することは難しいのではないだろか。
だから、日頃から避難場所や避難経路等についてシミュレーションをしておくことが大事だろう。

当の私はというと、寝ぼけてしっかり覚えていないぐらいなので、危機感がなく気楽なものだった。私の知る限り、京都市近郊に住んでいて台風で怖い思いをしたことがなかったから、たぶん大丈夫だろうと。

朝起きると、桂川が氾濫しているとのニュースが流れていた。私のいたところから5kmぐらいのところだった。
私のような危機感のない者が逃げ遅れたりするのだろう。そうならないために、まずは防災に対する意識を高めることから始めよう。

「消費税率の引上げに伴う総額表示義務の特例」

 現在消費者に対して商品の販売・役務の提供などを行う場合には、税額を含む総額表示が義務付けられています。(事業者間での取引は総額表示義務の対象外)
総額表示というのは、消費者に対し商品の販売やサービスの提供を行う場合、商品の価格表示の際、消費税額(地方消費税額を含む)を含めた価格を表示することです。

 ご存知の通り平成26年4月から予定されている消費税率引き上げですが、国の特別措置により、今年の10月1日から平成29年3月31日までの間において、表示価格が税込価格であると誤認されないための措置を講じている場合に限り、税込価格を表示(総額表示)しなくてもよい事とされました。

 総額表示ですと税率の引き上げがあるごとに商品の値札を付け替えたり、カタログ等を作成し直さなければならなくなり、事務負担や経済負担を負うことになり、これに配慮した格好です。

 具体的には以下のような表示方法があります。

税抜価格のみを表示する場合の誤認防止措置

(1)個々の値札等において税抜価格であることを明示する例
・○○○円(税抜価格) ・○○○円(本体価格) ・○○○円+消費税

(2)店内等における掲示等により一括して税抜価格であることを明示する例
・個々の値札等においては税抜価格のみを表示し、別途、店内の消費者が商品等を選択する際に目に付き易い場所に、明瞭に「当店の価格は税抜表示となっています。」といった掲示を行う
・チラシ、商品カタログ、ウェブページ等において、個別の商品価格には税抜価格のみを表示し、別途、消費者が商品を選択する際に目に付き易い場所に、明瞭に、「本チラシ(本カタログ、本ウェブページ等)の価格は全て税抜表示となっています。」といった表示を行う

 詳細は国税庁のHPにてガイドラインが掲載されておりますのでご確認下さい。

「はじめまして」

 このたびパートからスタッフとして働くことになりました木野宏紀(きのひろき)と申します。 専門的な知識を活かした職に就きたいと思い、大学時代から税理士受験を始めました。

 税理士を目指し始めたことで、石田会計の先輩など既に実務の場で活躍されている先輩方・会社を支える経営者の方・同じ目標に向かい頑張っている友人、という本当に尊敬できる方々と出会うことができ、その出会いから多くの事を学ばせていただき感謝の日々です。

 これからもこのような毎日の出会いを大切にし、多くの方から色々な事を吸収していきたいと思うと共に、自分も少しでも人に良い影響を与えられるような魅力を身に付けていきたいです。

 まだまだ未熟者ですが、若さを生かしたフットワークの軽い税理士になれるよう頑張っていきたいと思います。これからよろしくお願いします。

BY 木野

よろしくお願いいたします。

 9月からスタッフとして働くことになりました渡邊恵(わたなべけい)と申します。
3年ほどスタッフのサポートをしていたため、石田会計に来所されたことのあるお客様はお会いしたことがある方もいらっしゃるかと思います。

 私は大学卒業後、外資系の化粧品会社で接客の仕事をしていましたが、簿記に興味をもち石田会計にパートとして入所しました。その年から税理士試験の勉強を始め、今現在も残りの科目取得目指して勉強しています。

 仕事と勉強の両立は簡単ではないと思いますが、接客業で培ったコミュニケーション力を生かし、なるべく多くの知識と経験を身につけることによって今自分に何が求められているかをキャッチし、迅速かつ丁寧に対応していきたいと思っています。目標は「お客様の痒いところに手が届くサービスを提供できる人になること」です。
よろしくお願いいたします。