「メリハリをつける」

会計事務所の業務というと、年末からの半年ほどは、年末調整、確定申告、法人決算などが重なり繁忙期です。
 一方その時期を外せば、通常の月次処理や、決算月の異なる法人の申告作業が主たる業務となり、締切に追われるようなケースは少ないように感じます。

 よってこの時期は、新規業務の受注、自己研鑽、あるいは繁忙期に溜まった疲れをリフレッシュするなど、自分の時間を作りやすい時期になります。
 私は、溜まった疲れを取って気分を一新してこれからの業務に取り組めるよう、数日間有給休暇を頂き、以前から気になっていた和歌山県の白浜を訪ねたり、趣味の時間に充てたりすることができました。

 しかし、このように自分の時間を作りやすい環境で働くことは当たり前のことではないと最近よく思います。
 先日食事をした友人からも、前回いつ有給休暇を取得したかも思い出せない程に働き詰めで自分の時間が作りづらい、といった話を聞きました。
 その会社ではスタッフの不満も多く、離職率も高いようでした。

 どの業種であれ、どの会社であれ繁忙期はもちろんあると思います。
 ただ、最近になってワークライフバランスがより注目されているように、やはりどこかで自分の時間が使えるようなバランスは大切で、それが結果として我々スタッフの満足度の向上、更にはお客様へのサービスの向上に繋がっていくように感じます。
 自分の恵まれた環境に感謝しつつ、メリハリをつけた業務を今後も心掛けていきたいと思います。