備えていれば、憂いは・・・

この間、自宅のパソコンが動かなくなってしまいました。私のパソコンは、自分で部品を買い集めて組み立てたものなので、ある程度のところまでは直すことが出来るのですが、今回はどうやってもハードディスクが認識できず、今までのデータが読めない状態になってしまいました。

なんとか認識させようと、コネクタをつなぎ変えたりケーブルを交換したりとやっているうちに、電源を入れたとたん煙と異臭があたり一面に広がる事態に! 慌てて電源を切ることで、なんとか火事を出すことは免れましたが、一旦こうなってしまったパソコンに再度電源を入れなおす勇気はさすがに無く、このまま廃棄するしかなくなってしまいました・・・

ハードディスクの中に貯めてあった数年分の家計簿のデータや、大量の音楽データに、友人たちとやりとりしたメールが全て泡と消えていきました。パソコン自体にデータの二重化を施して大丈夫だと思っていたのですが、さすがにこの状態は想定しきれていませんでした。今思えば、過信せずに別のところにバックアップを取っていれば良かったのですが、まさに後の祭りとしか言いようがありません。

石田会計では、このようなことに陥らないように、機械的・人為的なトラブルに対して何重も対策を施していますが、地震や火事といった天災が起きたときでもデータが守れるように、外部へのバックアップをさらにもう一つ行ったほうがいいのではないかと、この件があってから考え始めています。

皆さんも会計や給料といった必要なデータは、必ずバックアップを取るようにしてくださいね。USBメモリにデータを保存しておくだけでも、小さなコストで信頼性をグッと あげることができますよ。バックアップのやり方がよくわからないときには、担当者にお尋ねください。

P.S.ある会社が取ったアンケートでは、パソコンの全データ消失時の精神的ダメージは、失恋よりもダメージが大きいとか。私の心にもぽっかりと大きな穴が開いています(涙

by 小林雄

『雨合羽』

 レインコートを買いました。
 6月1日から傘差し運転に5万円以下の罰金が科されることとなり、自転車で出勤している私にとっては必需品となりました。
 さっそく6月2日から雨が降り、梅雨にも入り1週間大活躍したのですが、まだ、周りでレインコートを着ている人が少なかったので、少し恥ずかしい気もしました。
 しかし、狭い道などお互いに傘を差している自転車同士がすれ違うのはとても危険なので、私にとってはいい機会となりました。

 自転車で通い始めてから1年ぐらい経ちます。
 暑い季節のときはダイエットと自分に言い聞かせながら、約30分という通勤時間を乗り切ります。 問題は寒い季節のときです。
 体力には自信のある私なのですが、寒いのは苦手なため、この季節はだるまのように厚着をして完全防具で挑みます。
 冬の雨の中の傘差し運転は、晴れの日のように寒いだけで済みません。
 傘を差しながら片手での運転は、滑る可能性が高いので冬の必需品である手袋が使えず、その素手は、雨で濡れた後風に吹かれ、体の寒さに手の痛さまで加わり、更に危険度も増します。
 こういった状況から冬は、雨の日になるといつも気持ちまで淀んでしまいます。
  しかし、今年はレインコートというアイテムを手に入れましたので、冬の寒さにも立ち向かっていけそうな気がして、今から待ち遠しくなりました。

 レインコート入手により、いつもより通勤が楽しくなったように感じたのは、とても不便を感じていたからかもしれません。
 不便なものが少し便利になるとすごく便利になったと感じますが、本はといえば、自転車に乗っていること自体がとても便利なことなのに、初めからある便利さは当たり前のように感じてしまっていました。
 今、普通に過ごしているものも誰かが便利にしてくれたもので、もっとありがたいと思うべきものがたくさんあるのかなと感じました。

by村上

なりきることが大事

皆さんは、自分のことを運が良い人間だと思いますか?

宝くじは、毎年買っていても当たったことないし、くじ引きで賞品がもらえるのは空クジなしのときくらいだし・・・これは私自身の話ですが、ここで「私は運が良い人間です。」と即答できなかったことに問題があるかもしれません。

先日、本屋さんに平積みになっている黄色い表紙が目に留まり、気になっていたところ、偶然にも身近な人に薦められ、ある本を読みました。

それは、夢をなくしたサラリーマンが、関西弁を喋るゾウの神様から与えられる課題を実行し、夢や目標を実現するための能力を身につけていくというストーリーです。その中の一つに「運が良いと口に出して言う」という課題があります。

ゾウの神様は、「自分の身の回りに起きる出来事は、自然の法則にのっとって起きているだけで、それに対して『運が良い』とか『運が悪い』とか自分で勝手に分けているだけ。」だというのです。だから自分にとってうれしくないことが起きても、まず嘘でもいいから『運が良い』と思うこと。むしろ口に出して言うくらいの勢いがあってもいい。そうすれば、脳みそが勝手に運が良いことを探し始めると教えていました。

よく言葉には力があると言いますが、自分自身に言い聞かせることで、気付かないうちに自分に暗示をかけているのかもしれません。夢や目標に向かって努力するのは勿論のこと、そのような自分になりきることも重要なのだと感じました。

この本に偶然出合えたこと、良い教訓を知ったこと・・・私はなんて運が良いんだろうと思いながら、今年の夏も宝くじを買おうと思います。

by 板谷

感謝の心を育てる

  先日、モンスターペアレントを取り上げたテレビ番組の放映を見ました。 モンスターペアレントとは子供の通う学校に対して理不尽で自己中心的な要求を突きつける親の事を言う、最近話題の言葉ですが、まあ、わが子を思うあまり過剰な行動に出てしまう親もいるのかなと、独身の私は一歩引いて見ていました。  

 しかしどうしても理解不能なのが、親から「うちの子にいただきますを言わせないで」という要求があったという話でした。 うちは給食費をちゃんと払っているのだから、昼食時に頂きますを言わせるのはおかしい、という言い分だそうです。 そもそも頂きますという挨拶は料理してくれた人はもちろん、一つ一つの食材の命を頂くという気持ちと、それを作ってくれた農家の方、職人さん等への感謝の念を表しているのですよね?  

 私は会計事務所に入ってから、色々な職業の方と接する機会が多くなり、時には物づくりの現場を見せてもらったりすることもあります。 なので以前より、一つの物を作るということが、いかに大変かという事もあらためて実感することも度々です。 親の価値観をどう子供に伝えるべきか、何が正しいかは私には分かりません。 しかし言葉で子供たちに何かを伝えるかよりも、子供自身が自ら答えを導きだせるよう、実際に様々な仕事を見たり、時には自分でやってみたりすることが大切だと思いました。

  昔小学生の頃にあった稲作授業や職業体験も、何に役にたつのかピンと来ていませんでしたが、私の中でようやく納得がいく答えが導きだされた気がしています。

by 加藤

『5月のあの日の話から・・・』

母の日にちなんで母親の仕事に関心を!という趣旨で、「子供のいる専業主婦、年俸約1200万!!」というインパクトのあるデータをアメリカの人材情報会社サラリー・ドットコムが発表したそうです。

専業主婦の仕事を10項目に分類し、家政婦、料理人、保育士、運転手、カウンセラーなどに払うとしたら・・・の試算のようです。同様の調査をシンガポールでしたらさらに金額が上がったそうです。、日本で専業主婦に調査したところ自己評価の多くは500万~600万だそうです。いざ外部へお願いしようとすると以外に高額になってしまうのが家庭内の仕事だと再認識しました。ベビーシッター代やハウスクリーニングなど高いのも納得です。勿論、主婦業を金銭換算することに抵抗がある人も多く、私も同感なのですが、色々考えさせられる興味深いデータだと思います。

この記事から考えたことが二つあります。

一つ目は、興味を引く為の数字の使い方に感心しました。
データに基づいて算出されているので説得力もあり、母親の仕事内容を考える十分なきっかけになっていると思います。数字が印象を大きく左右し、見出しだけではうまいこと内容が見えず、詳細を知りたくなるような上手な書き方だと思いました。

二つ目は、周囲の人やその人の行動に感心を持つことの大切さです。
私が普段心掛けていることの一つですが、意外に身近になればなる程難しいものです。自ら進んで、自分の仕事と無意識の内に認識してこなしていることも、ふとしたときに話題に上がると嬉しいものです。誰かが気付かない内にしてくれている事を空気のように感じてしまわぬよう、せめて、誰が、いつしてくれているのか、を把握しているだけでも感謝の気持ちを伝える時に重みが違う気がします。

色々考えている内に、最初にこの記事を見たときの華やかな気分はすっかり消え、自分の日々の心持ちを省みるいい機会となっていました。
by 古橋

クールビズ

 今年のサミットは7月に北海道の洞爺湖で開催され、世界経済・地球環境・アフリカの発展等をテーマに話し合いがされます。今回のサミットでは、特に地球環境問題を重視しているために自然の多い洞爺湖を選んだみたいです。

 そんな洞爺湖サミットの新聞記事を通勤電車で読んでいると、ふとあることに気がつきました。半分以上のサラリーマンが上着やネクタイを着用しておらす、クールビズだったのです。電車で見る限り、今年は昨年よりも実施している企業がさらに増えているように感じます。

 当事務所でもチーム・マイナス6%(温室効果ガス排出量6%の削減を目標にした団体)に参加しており、クールビズを実施しております。 あるアンケート結果によりますと、クールビズに賛成している人は8割以上に及び、実際に実施している企業は5割に及びます。 しかし、実施している企業でもお客様を訪問する際には、不快感を与えてしまうという懸念からスーツを着用することが多いようです。それに対し訪問を受けた側が、不快に思うことはほとんどないようです。

 ただスーツにくらべるとだらしなく見えてしまうため、決してラフな格好にならないよう身だしなみには普段以上に気を配ることが重要だと思います。 今後、お客様ところへクールビズにてご訪問をさせていただくことがございますが、ご理解していただけましたら幸いです。

by荻巣