「基礎の大切さ」

 年明けのブログでも書きましたが、今年の目標である「スポーツで趣味を見つける」を実際に行動に移すために、地元にあるゴルフスクールに先月から通い始めました。
今まで打ちっ放しには何度か行ったことがあったものの、やはり少しでも早く上達するにはそういった場所で教えてもらいながら練習をした方が効率が良いと思ったからです。

 打ちっ放しに行っていた時には、クラブの正しい握り方などもよく分からず、自分の好き勝手な打ち方をしていたため、ほとんどと言ってよいほど上達がありませんでした。
そのため、今回のゴルフスクールではまず7番アイアンを主に使用する基礎コースで一からコーチに教えてもらっています。

 まだ通い始めて間もないということもあり、クラブの握り方・振り方、体の使い方などをかなり時間をかけて教えてもらっていますが、いかに今までの自分が適当な打ち方をしていたかを思い知りました。初めのうちは今までの打ち方を直すのが難しかったのですが、時間をかけるうちに正しい打ち方が身につき始め、徐々にではありますが距離も飛ばせるようになり、上達しているのを実感できています。

 今回ゴルフスクールに通い始めて、やはり基礎がとても大切であり、時間をかけるべきところであるということを再確認しました。
 このことはどんな事にも共通することだと思います。基礎がきちんとしていなければ、難しいことに取り組んだとしても効果はあまり得られませんし、逆に基礎があればそこからの吸収も格段に早くなると思います。
 当然のことではありますが、基礎が大切であるということを常に意識しながら仕事・勉強などにも取り組んでいきたいと思います。

「影響力とは?」

「部下のやる気を引出すには・・・」といった内容の研修は多くありますが、視点を変えて、自分の影響力について考える管理者研修があり、とても興味深いので少し紹介します。

フレンチという社会学者の下記5つのパワーを持つ人からは影響を受けやすいという「パワー理論」があります。
①正当性のパワー
 役職など正式な権限に基づくもので、立場上この人の言うことを聞いた方がいい、と思えるパワー。影響力の大前提です。
②報酬のパワー
③強制のパワー
 降格・左遷などの処罰を与えるパワー
 ②と③は金銭に限定せず、量とタイミングが大切です。短期的には有効ですが、中長期的には限界があり、体育会系の会社はこのパワーに偏りがちなので注意です。
④専門性のパワー
 専門性・高い問題解決能力を有するパワー 、後天的に習得するものなので向上が可能。
 OJTやOFFJT、自己研鑽が大切です。
⑤準拠のパワー
 他人が尊敬するような魅力ある人が持つパワー。
 先天的な要素も多く、いわゆる「器」のようなものなので急には身に付きません。
 過度に大きい場合、周囲の依存度が高まり、自立的成長を阻害する副作用もあるので大きければいいというものでもないようです。

 ①~③は通常社長や上司が持っていますので、④や⑤が大きいほど影響力は大きくなります。 
とても仕事のできる人徳のある上司は良い影響力甚大ですが、そうではない場合(①~③のパワーしか持たない場合)は影響力が小さかったり、マイナスの影響力が大きくなってしまいます。
 
 どれも目新しいものではありませんが、直接モチベーションにも関わるので改めて再考してみることはとても価値のあることだと思います。
 最終的に影響力の評価をするのは周りの人なのでなかなか難しいですが、まずは自己分析が大切ですね。

「新規上場」

最近、ニュース・新聞などで新規上場の話題が取り上げられる機会が増えたような気がする。
昨年から今年にかけて上場したサントリー食品インターナショナルや、ジャパンディスプレイなどは大型案件として有名な話である。

過去からの新規上場会社数を見てみると確かに増えている。
(東証1部・2部とマザーズの上場会社数)
2008年   2009年   2010年   2011年   2012年   2013年
19社     10社     12社     20社    30社     41社
日経平均株価は2012年終わり頃から回復しているのだが、経営者としては2011年あたりから業績が回復しているという実感があったということだろうか。

新規上場と聞くと華やかなイメージがあると思うが、コストと時間がかなりかかるのも事実。
コストとしては、上場審査料が400万円、新規上場料として市場第1部は1500万円、市場第2部は1200万円かかる。
他にも上場までの監査費用や、主幹事会社の上場準備指導料などがある。
会社の規模にもよるが、小規模な会社でも概算で5000万円程度かかると言われる。
さらに上場後にも、取引所に対する年間上場料、監査費用、株主総会開催費用などの上場維持費用がかかる。

もちろん、知名度の向上や、資金調達能力の増大など、上場することによるメリットもある。
これだけのコストを負担してでも、新規上場したいという会社が増えてきたのは、コストなどのデメリットよりもメリットのほうが大きいと感じているからだろう。

「決意表明」

先日、モルディブとUAEのドバイへ行ってきました。両国とも公用語は英語ではないですが、外国人が多くいる国ですので、そこで使われる言葉は英語がほとんどでした。しかも、日本語を話せるスタッフはいませんので、常に英語での会話が求められます。

海外旅行へ行く度に自分の英語力のなさを痛感させられます。
せめて日常会話程度はスラスラ話せるようになれば、旅行をより楽しむことができるのにと思い、帰国したら英会話を勉強しようと毎回心に誓います。

ただ,海外旅行から帰ってしばらくすると、その気持ちも冷めてしまい、結局は何もしないということを繰り返していたのですが、今回こそは気持ちが冷めないうちに行動を起こそうと思い立ち、英会話を習うことにしました。

今はいわゆる英会話学校のほかにも、英会話を学べるところは沢山あります。
そのなかでも、英会話カフェの存在が気になりました。カウンター席でドリンクを飲みながらスタッフと英語で会話する、カフェスタイルの英会話教室といった感じで、スタッフはすべて外国人です。そこでは、生の英語にたくさん触れてたくさん使うことを重視し、毎日通える低価格にもこだわっているとのことです。

そのカフェでは、他にも英会話学校のようにテキストを使用して勉強するグループやプライベートレッスン、TOEICなどの資格試験を目的としたレッスンなどもあります。しかも、英会話学校と異なり、レッスン料も利用の都度支払うシステムのため、気持ちが続かない人にとっても負担にならないところが魅力です。

初回からカフェでスタッフと会話する勇気と語彙力がない私は、プライベートレッスンを予約してみました。まだ始まってないので、何とも言えませんが、この場で表明してしまった以上、自分の考えを確実に相手に伝えれるようになるまで頑張ってみようと思います。

また成果については後日報告させていただきます。

税制改正と徴税コスト

消費税率がアップして1ヶ月ほど経ちますが、まだ買い物の際に違和感を感じています。
何しろ今回の増税は17年ぶりなので、慣れるまでにしばらくかかるでしょう。
この消費税をはじめとした税金は行政サービスに対する会費のようなものなので、その必要性は誰もが認めるところです。
もちろん、この会費を集金するためにはコストがかかっています。

税金を徴収するための費用を徴税コストといい、税務署の人件費をはじめとした直接的な費用のことを指しますが、その結果が国税庁等から毎年発表されています。
それによると、ここ数年は100円の国税を得るのに1.5円超のコストがかかっており、地方税については2円超が必要のようです。
これが高いか安いかは判断が難しいのですが、単純比較はできないにしても、国税については米国に比べ3倍以上の費用がかかっているようです。

徴税コストの中身は、何も税務署関係のものに限らないと思います。
スーパーも増税にあわせて値札を付け替えなければなりませんが、これも徴税コストの一種でしょう。
会計事務所に対する支払額もこの中に含まれると思います。
ただ、これらは会社にとって直接売上に貢献するものではないので、商売上間接費に過ぎないものです。
この間接費を減らしていけば国際競争力が高まると思うのですが、ここ数年の税制改正をみると、ますます複雑化していてコスト削減が難しい気がします。

最近では税務申告は電子申告が当たり前となりました。
石田会計においても、法人・個人ともに90%以上の利用率となっており、書類の印刷・郵送といった手続き関係のコスト削減を実感しています。
しかし、新しく創設された「地方法人税」のように、効率的な徴税に程遠い改正が後を絶ちません。
将来、マイナンバー制度を正しく活用し、税法がシンプルになって、現在の徴税コストが高いと思えるようになってほしいと思います。

「お花見」

毎朝の通勤電車の途中で高架下に桜並木が続いているところがあります。
満開の時期には、桜のトンネルをくぐっているような素敵なところで、乗客から歓声が上がるほどです。
ということで、毎日お花見気分が味わえるので、敢えて桜を見に出掛けるということがあまりありませんでした。

 しかし、今年は友人に誘われ、ある会社のお花見に参加しました。
取引先の方も招待しているとのことで、従業員さんやその家族も含め500人くらいの人が集まっていました。会社の方が自ら屋台を組み立て、食べ物や飲み物を振る舞ってくれました。また新入社員の歓迎会も兼ねており、この日のために練習を重ねてきたという出し物などの催しもあり、大変賑わっていました。

 この会は、日頃お世話になっている取引先の方や、従業員さんの家族に楽しんでいただくのは勿論のことですが、従業員さん自身が一番楽しみにしているとのこと。すべてが手作りで時間も労力もかかっていることが十分に分かり、とても温かい気持ちになりました。

 お花見会の間は、桜の木の真下にいて”花より団子”だったのですが、帰り道に振り返るとライトアップされた夜桜がとてもきれいでした。従業員さんたちの心づくしのおもてなしも加わって、お花見は敢えて出掛ける価値のあるものだと感じました。世間的に社内イベントは減りつつあるようですが、参加してみるとその良さがとてもよく分かりました。準備の大変さに感謝しつつ、大いに楽しませていただきました。