大変お世話になりました

私事のご報告になりますがこの度子どもを授かることとなり、9月より出産のため仕事を離れる事となりました。

私は2006年、今から8年以上前となりますが銀行勤務より転職し、石田会計事務所に入所いたしました。
入所当時は会計業界未経験ということで全てが初めての経験ばかりでしたが、試行錯誤しながらも顧問先の皆様も含め周りの方々のお力添えもあり、たくさんの事を学ぶことができ感謝の一言につきます。
私の担当させて頂いた先は主に津島市を中心とした尾張地区でしたが、地元繊維業から飲食店、医療職まで職種も世代も幅広い多くのお客様にお会いし色々のお話を聞き勉強できたことは私の人生のなかで大きな財産となっています。

またすばらしい職場環境の中で、会計の知識のみならず仕事に対する考え方、作業効率や情報処理、様々なことを学び考えるチャンスを得たこと、心から尊敬できる上司や同僚に出会えたことは本当に幸せでした。

これから家庭に入り、しばらくは育児に専念することとなりますが、その間にも自己研鑽に励み、税制改正等の情報にも気を配れるような生活を心がけたいと思っております。
体調の関係もあり直接ご挨拶に伺えないお客様が多く大変申し訳ありません。
今まで大変お世話になり、本当にありがとうございました。

ブログと共に歩む

もうすぐ石田会計で8年になる私が入所するより少し前から始まった石田会計ニュースも、今月号でめでたく100回を迎えます。
普段の生活の中では文章を綴ることが少ない分、石田会計ニュースに掲載するブログには毎度悩み、試行錯誤してきました。
ブログは掲載する前に会議が開かれ、そこで意見や校正が入るのですが、文章から人に与える自分の印象を考えさせられる大変良い機会になっています。
お客様から見た自分の「見せ方」を考えるようになったのは石田会計でブログを書き始めてからかもしれません。
そしてまた私が入所してからも多くのスタッフが独立や出産などで石田会計を巣立って行きましたが、
彼らもまたインターネットを通してブログを読んでくれているので、今の事務所の様子や自分の近況をこれからも伝えていけたらと思っています。

間違えやすい医療費控除例

 年が明けてしばらくすると確定申告の準備に入ります。
申告をご依頼される方の中には医療費控除を受けたいという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はご質問を受けることの多いものの中から間違いやすいパターンを紹介したいと思います。

控除を受けられる場合

・寝たきり人のおむつ代
 医師による「おむつ証明書」を添付することにより控除できます。

・医薬品のかぜ薬の購入費用
 治療、療養に必要で一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は対象となるとされています。

・妊婦の定期健診
 原則医療費控除の対象です。産後の検診の費用も健康診断の対価にすぎないものを除き対象となります。

一方、控除対象外のもの

・人間ドック
 医療費控除の対象とはなりません。
 ただし、健康診断の結果、重大な疾病が発見され、引き続きその疾病の治療を行った場合には、
その健康診断は、治療に先立って行われる診察と同様に考えることができますので、その健康診断のための費用も、医療費控除の対象に含まれます。

・未払いの医療費
 医療費控除の対象となる医療費の金額は、その年中に実際に支払った金額に限られており、
その年中に治療が終わっている場合であっても、未払となっている医療費は、その年の医療費控除の対象とはなりません

・差額ベッド代
自己の都合によりその個室を使用するなどの場合に支払う差額ベッド料については、医療費控除の対象となりません。

 上記の内容は国税庁のHPに質疑応答として掲載されているもので、他にも多くのパターンがあげられているので興味のある方はご覧下さい。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shotoku/01.htm

新年の抱負

今年の目標は基礎体力をつけるために身体を動かすことです。
趣味を聞かれると以前はテニスと答えていましたが、近年はスポーツをすることもめっきり減り、
少し走っただけで息が上がってしまいます。
体調管理は社会人の基本中の基本ですし、意識して身体を動かす機会を作らないといけませんね。
自宅近所に公営のテニスコートもあるので、今年こそはテニスコートを軽やかに走り回りたいと思っています。
とは言ってもいざ寒空に出ると、「暖かい季節になったら」と既に後ろ向きな発言が…
まずは室内でできるストレッチや筋力トレーニングから始めます!

手帳の使い道

 年末が近づくと、店頭には様々な手帳が並び、毎年どれを買おうか選ぶのを楽しみにしています。
 仕事上のスケジュール管理はパソコン上のネットワーク(サイボウズというグループウエアソフトで大変便利です)
で管理しているので手帳の出番は殆どありません。
 プライベートの予定も今では殆ど約束をメールでやりとりし、スマートフォンで管理するので、
手帳の利用頻度が年々低くなっています。

 それでも毎年手帳を購入するのはスケジュールを管理する目的とは他にもう一つ、別の用途に使っているからです。
 それはスタンプ帳としての役割です。

 私は学生の頃より、観光地やサービスエリア等に設置してあるスタンプを集めるのが密かな趣味になっています。
 その場に設置してあるスタンプ台紙に押すのではなく、いつも持ち歩いている手帳に押せばせっかく押した
スタンプの紙を紛失することもありません。
 手帳を見返すとその年にどこを訪れたかが分かり、楽しかった思い出に浸ることができます。
 お金もかからず我ながら良い趣味だと自画自賛です。
 スタンプを押すのは子供だけかと思われがちですが、スタンプ台に並んでいると
大人の方と一緒になることも度々あります。
 同じ趣味を持った者同士で旅先で話が弾むこともしばしばです。

 最近では鉄道会社を始め、様々な企業が集客を狙ってスタンプラリーを企画しています。
 同じ趣味の仲間が増え、スタンプの設置場所がさらに増えれば良いと願っています。

「消費税率の引上げに伴う総額表示義務の特例」

 現在消費者に対して商品の販売・役務の提供などを行う場合には、税額を含む総額表示が義務付けられています。(事業者間での取引は総額表示義務の対象外)
総額表示というのは、消費者に対し商品の販売やサービスの提供を行う場合、商品の価格表示の際、消費税額(地方消費税額を含む)を含めた価格を表示することです。

 ご存知の通り平成26年4月から予定されている消費税率引き上げですが、国の特別措置により、今年の10月1日から平成29年3月31日までの間において、表示価格が税込価格であると誤認されないための措置を講じている場合に限り、税込価格を表示(総額表示)しなくてもよい事とされました。

 総額表示ですと税率の引き上げがあるごとに商品の値札を付け替えたり、カタログ等を作成し直さなければならなくなり、事務負担や経済負担を負うことになり、これに配慮した格好です。

 具体的には以下のような表示方法があります。

税抜価格のみを表示する場合の誤認防止措置

(1)個々の値札等において税抜価格であることを明示する例
・○○○円(税抜価格) ・○○○円(本体価格) ・○○○円+消費税

(2)店内等における掲示等により一括して税抜価格であることを明示する例
・個々の値札等においては税抜価格のみを表示し、別途、店内の消費者が商品等を選択する際に目に付き易い場所に、明瞭に「当店の価格は税抜表示となっています。」といった掲示を行う
・チラシ、商品カタログ、ウェブページ等において、個別の商品価格には税抜価格のみを表示し、別途、消費者が商品を選択する際に目に付き易い場所に、明瞭に、「本チラシ(本カタログ、本ウェブページ等)の価格は全て税抜表示となっています。」といった表示を行う

 詳細は国税庁のHPにてガイドラインが掲載されておりますのでご確認下さい。

田んぼアート

 お盆休みに帰省した際、埼玉県行田市の田んぼアートを見てきました。

 田んぼアート(たんぼアート)は、田んぼをキャンバスに見立て色の異なる稲を使って、巨大な絵を作り出すプロジェクトです。
このような取り組みが、町おこしや稲作の理解や教育の一環として、各地で行われているということはテレビのニュースや新聞などで見聞きしていましたが、実際に見るのは今回が初めてでした。

 行田市の田んぼアートは敷地面積2.8ヘクタールと広大で、地上から見ても何が書いてあるのかは分かりません。
様々な色の稲がまだらに植えられているなあという印象です。
古代米の紫、黄、緑、赤などの色とりどりの葉や穂を使って描いているそうです。
 近くの「古代蓮の里」という公園の展望タワーに上って見ると綺麗に絵柄が見えるよう設計されています。
平成20年から毎年の取り組みのようですが、年々図柄が凝ってきていて、今年は「古代蓮(はす)の精」というテーマで蓮の花の上に天女のような精が立っている素敵な絵でした。
上からの眺めはしばらく見とれてしまうほどの迫力と美しさで、田んぼアートが海外からも注目されているのも分かります。

 今回、行田市は世界最大の田んぼモザイク画としてギネス世界記録に挑戦したのですが、暑さが原因で一部イネの生育が悪いため、残念ながら認定されなかったそうです。
異常とも言える近年の暑さがこんな所にも影響を及ぼしていたとは、驚くとともに今後の農業への影響も心配です。
美しい日本の田園風景がいつまでも残せるよう温暖化にストップがかかることを願うばかりです。

 ちなみに愛知県でも名古屋市や安城市で田んぼアートが行われているようなので、機会があれば見てみたいと思っています。

平成25年分の路線価が公開されました

 7月1日、国税庁より平成25年1月1日の路線価が公開されました。
 http://www.rosenka.nta.go.jp/

 全国約36万地点の標準宅地の増減率は平均で前年比1.8%減。5年連続で下落したものの、下落率は前年より1%縮小しています。宮城、愛知両県で上昇に転じたほか、残る45都道府県も下げ幅は縮小し、下げ止まり傾向が鮮明になりました。

 路線価とは贈与税や相続税を算出する為の指標です。
各道路に面する地域の1㎡あたりの土地の金額が地図上に示されており、路線価は公示価格の概ね80%の水準に設定されています。

 路線価が上がると当然土地の評価額が上がり相続税・贈与税も増額します。
この時期に、会計事務所では土地のおおよその評価を試算し、場合によっては相続税の節税対策の資料作成をします。
もちろん会社で土地を持っている場合は株価にも影響を及ぼしますので路線価は気になるところです。

 税制改革がなされ、相続税大増税と言われている中、早めの節税対策が必要となってきています。
路線価図は国税庁のHP上で誰でも簡単に閲覧できるようになっているので、この機会にお持ちの土地がいくらに評価されているのかご覧になるのも良いかもしれません。

 なお実際の不動産取引の相場を確認する場合は、国土交通省の以下のHPに
不動産取引価格情報検索のページがありますのでこちらも興味のある方はお使い下さい。
 http://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet

給与関係の申告書の保存期限

 春をむかえ、新入社員を雇用された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新しい方を迎え入れた際は、最初の給与の支払までに扶養控除等申告書を記入して頂く、ということはご存知の方も多いかと思いますが、扶養控除の申告書を含む給与関係の申告書の保存期間が平成25年より7年間に規定されました。

 いままでは暗黙の了解であったのが明確に保存期間が定められたというところです。

 さて、この規定が適用される書類及び申告書は下記の書類等になります。

 ・給与所得者の扶養控除等申告書

 ・従たる給与についての扶養控除等申告書

 ・給与所得者の保険料控除申告書

 ・退職所得の受給に関する申告書

 ・給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書

  近年は税務署の税務調査時でも、赤字企業が増えて法人税の追徴課税が取りにくくなっているという今の時勢からか、源泉所得税の徴収に注目して調査を進めるケースも増えてきている印象を受けます。

 調査というと、とかく総勘定元帳や決算書の準備に意識が向いがちかもしれませんが、給与関係の資料、年末に回収した扶養控除等申告書などについても調査時に揃えておく必要があり、調査官が割と細かくチェックしている現場に私も度々遭遇しています。

 扶養控除の申告書に不備があった場合、例えば甲欄より税率の高い乙欄適用になり源泉所得税の徴収漏れと認定されることもあるのです。

  人の出入りがあるこの時期に今一度、給与関係の書類の整理、確認を行うのも良いかもしれません。

 また新入社員に限らず中途入社の方の扶養控除等申告書を回収するのも忘れがちですので、注意が必要です。

  石田会計ではお客様によっては一部こちらでお預かりしていた上記の書類がありますが、今回の規定により計算処理後は、順次ご返却することになりましたので宜しくお願いいたします。

菜の花プロジェクト

 確定申告を終え繁忙期も一息ついたところで、休日に近所の菜の花畑に行ってきました。
ここは休耕地、耕作放棄地に菜の花が植えてあり、区画によっては自由に菜の花を摘めることになっています。
豊田市のスタジアムの近辺が一面、菜の花で黄色い絨毯(じゅうたん)のようになっており、お散歩を楽しむ人、花を摘む人、写真を撮る人などで多くの人が訪れ、ちょっとした観光スポットになっています。

 この企画は「豊田・加茂 菜の花プロジェクト」という名で、地域の活性化をしようという目的に加え、環境問題の意識向上のために菜の花の油でナタネ油を生産したりと、地域の企業や大学、農家の方々の協力で運営されているようです。

 調べてみるとこういった活動は全国で行われていて、菜の花プロジェクトネットワークという名で菜の花を中心とした資源循環型社会の地域モデルづくりを推進しているとのことでした。
 もともとは廃食油のリサイクル活動から始まり、現在菜の花作りから油をとって地域内活用、それをまたリサイクルするまでの資源循環サイクルをつくる活動に展開しているようで、結構大きなネットワークになっているようです。

 友人に教えてもらい予備知識無しに訪れたお花畑でしたが、多くの人の思いや協力によって支えられていることを知り心温かな気持ちになりました。
菜の花プロジェクトをブログに書くことで、一人でも多くの人に知ってもらい微力ながらプロジェクトの力になれればと思っています。
それと同時にもっと早く、花が咲く前に来ていたら菜の花を食べられたのにと悔やまれます。
 実際二月は食材として菜の花を摘みにくる方が多いとのこと。
来年は忘れずに春が来る前に訪れようと決意しました。

菜の花プロジェクトネットワーク
http://www.nanohana.gr.jp/index.php