「真田丸」

 お恥ずかしながら、今年の大河ドラマ「真田丸」が決まるまで、主人公である真田信繁(幸村)のことはおろか同時期に覇権を争った戦国武将の名前すらろくに言えませんでした。
 今回脚本が、ドラマ「古畑任三郎」や「新選組!」を手がけた三谷幸喜、主演が、「半沢直樹」で脚光を浴びた堺雅人と注目度が高かったので、第1話から観ることにしました。

 舞台は信濃。
北は上杉、南に徳川、東に北条、西に織田、豊臣と名だたる大名に囲まれた一豪族である真田家が、いかに動乱の時代を生き抜いたかを描くストーリーです。

 その中で特に私が注目したいのが、主人公の信繁の成長過程です。

 実は真田信繁自身、亡くなる直前の功績のみが語られることが多く、どのように若い時代を過ごしたのかはあまり表に出てこない人物のようです。
ドラマ内でも、当ブログ執筆時点でその3分の1程度終わったところですが、知略に優れた名将といわれる父、昌幸が主人公なのではないかと勘違いする程、まだそこまで焦点が当たっていません。

 しかしながら、父からただ世代が変わったというだけでは、歴史に名を残すほどの武将にはなれなかったでしょう。
恐らく頼れる父の影に隠れながらも、甘えることなく自分なりに必死に考え鍛錬し、成長していけたからこその最期があったのだと思います。

 法曹界に父を持つ私ですが、10年、20年後、会計業界にこの人アリ!と言われるような人物になれるよう日々研鑽しなければと、
主人公と自分とを照らし合わせつつも、大坂編に突入した信繁の成長をしばらく大河ドラマで注目していきたいと思います。

「第一印象の重要性」

先日、マナー講師をしている友人と久しぶりに会う機会がありました。
近々名古屋でセミナーを開催するとのことで、その第1回目のテーマ『第一印象の重要性』について少し話を聞かせてもらいました。

人は第一印象でその人のイメージが出来てしまい、そのイメージはその後ほとんど変わらないそうです。
その事実を知れば、いかに第一印象というのが重要かと分かり、嫌でも自分の第一印象に意識を向けるようになります。

人は第一印象を五感の中から自然に感じ取るものですが、統計上は以下のような割合になっているそうです。
視覚からの印象が8割
聴覚からの印象が1割
残りは嗅覚・触覚・味覚です。
私が一番驚いたのは、初対面の場合は特にその人の話す内容はあまり印象に残らないという事実です。
第一印象の8割を占める視覚がその人のほとんどを形成してしまい、あとは自分で作り上げたイメージで話を聞いてしまうのだそうです。
確かに、初めてお会いした方と話をする場合には、その内容よりもその人がどんな人かを探るほうに意識をもっていかれるのは納得できます。
そのため、逆にいえば服装やメイクなどで自分の印象を作り上げることもでき、仕事上ではそういった戦略を立てることもできるようです。

新年度を迎え、新しい人との出会いも多い時期となりました。
第一印象の重要性を再認識するとともに、私自身も改めて考え、行動していきたいと思いました。

「幼稚園ママからの再就職」

 石田会計に入社してちょうど1年になりました。

 昨年の3月までは子供が幼稚園に通っており、私自身もボランティア活動等で幼稚園にいることが多い生活でした。
 周りの友人達からは、子供が小学校に入学したら急に時間ができ、いわゆる「幼稚園ロス」の状態になるのではないかと心配されていました。
 実際に、卒園を機に毎日の送り迎えやお弁当作り等から解放され、反動で一時的に引きこもりのようになってしまう母親をこれまでに何人か目にしたことがあります。
 私は石田会計で5月から働き始めましたので、「幼稚園ロス」の状態になる余裕がなかったのは、運が良かったのかもしれません。

 入社当初、1人で通勤した時、何ともいえない爽快感を感じたことは今でも忘れることができません。
 子供に合わせずに自分のペースでさくさく歩くことができ、子供に常に注意を向けている必要もない…
 まるで持っていた荷物を降ろした時のように足取りが軽く感じられたのは、それまで子供と一緒に歩く時に特に負担と意識していたわけではなかっただけに、衝撃でした。

 母親1人が24時間育児をせざるを得ない生活は、いくら子育てが苦にならないと思っていても、相当ストレスのたまることだと感じます。
 ですので少し時間ができた時、ブランクのある母親であっても、自分を活かせる職に再度就ける社会はいいなと思います。
 政府の掲げる「一億総活躍社会」が絵に描いた餅ではなく、女性の生き方により良い選択肢を与えるものになることを願います。

 石田会計はそういう意味での柔軟さにおいて、とても先進的な事務所であると思っています。
 無理なく家庭との両立ができ、そのような立場でもやりがいのある仕事をさせてもらえるこの事務所だからこそ前向きにやってこられたと、この1年間を振り返って改めて感じました。

「人工知能とクラウド会計」

 人工知能のAlphaGoと、韓国のプロ棋士イ・セドル氏が囲碁の五番勝負を行い、人工知能が4勝1敗で圧勝したというニュースを聞いた人もいるのではないだろうか。

 人間が負けたこと自体に驚きはなかった。
 世界の囲碁関係者の間では、人工知能が人間に勝つには10年かかると思われていたにもかかわらず、人間が負けた。
 要するに、人工知能の進化が人間の想像を超えているということに非常に驚いた。
 映画のターミネーターのような世界が訪れると言う人もいるようだが、あながち大げさでもないのだろうか。

 会計の世界でも人工知能の波がやって来ている。
 最近ではクラウド会計という言葉が定着しつつあるが、クラウド会計も人工知能の一種である。
 口座と連携しクラウド会計に口座情報を取り込めば、自動で仕訳を入力してくれる。
 今は使い勝手が悪い部分もあるのだが、そう遠くないうちにインストール型の会計ソフトより使い勝手が良くなるのではないかと思う。
 そうなると、入力といった仕事はかなり減るだろう。
 仕事を人工知能に奪われると考えるか、人がやらなくて良いことを人工知能がやってくれると考えるかはその人次第だが、会計業界の記帳業務はかなり縮小するだろう。

 さらに先を考えれば、どの特例が適用できるかなどは、法令などを調べるのに時間がかかる業務であるが、人工知能であれば数秒で判定できる時代がやって来るのではないだろうか。
 また、この取引は経費計上できるのかどうかなどの判断もやがて人工知能に置き換わるかもしれない。
 法を遵守した上での節税提案や経営上の助言、お客様の悩みを聞きだすコミュニケーション能力・経験など、短期間で人工知能に置き換わると考えられないものを、意識して磨いていく努力をしないといけないと考えさせられた。

「2030」ご存じですか?

これは、人口の1/3が高齢者になる「2030年問題」ではありません。
「にいまるさんまる」と読み、社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度とする目標のことです。
 2003年に政府が立てたもので、リーマンショックで消えかけ?ましたが、今年4月施行の「女性活躍推進法」に伴い再登場です。

 先日セミナーに参加しましたが、労働者が300人以上の企業は女性活躍推進「行動計画」の提出義務があるので対応真っ最中で、労働局の受付処理も追い付いていないようです。
 届出しなくても罰則・罰金はないのですが・・・新卒採用時期でもあり行動計画を厚生労働省のHPで公開(任意)していることもあり、未提出・未公開が企業イメージのマイナスにならないよう必死のようです。
 
 さらに、計画を提出し、実施状況が優良な場合は認定マーク「えるぼし(3ランクあり)」を使用できます。採用活動には是非ほしいロゴです。
 注意点として「男女雇用機会均等法」で男性・女性どちらかをひいきしてはいけないという法律もありますので、こちらにも抵触しないよう配慮が必要です。
 以前からある次世代認定の「くるみん(2ランクあり)」のようなものですね。ちなみにこちらは男性育休推進中です。

 届出が入札のポイントになる自治体もあるようで、女性活躍推進法が10年の時限立法ということもあり、普及活動が強化されています。
 うちは関係ないかも・・・と思っている中小企業の皆様も思わぬところでチャンスロスにならないよう、心に留めておいていただければと思います。

「モノや情報が溢れている時代」

 最近はネットで買い物をすることが当たり前になってきました。
 ネットでの買い物はやはり種類が豊富というのが一番の魅力で、近くにないお店の商品も買うことができます。

 今回は以前から気になっていたイーベイ(eBay)というサイトで買い物をしてみました。イーベイはアメリカで誕生した世界最大のネットオークションサイトです。
 日本ではヤフーオークションがよく知られていると思いますが、イーベイは同じようなネットオークションサイトでも出品数が圧倒的に多く、世界中のありとあらゆるモノが売買されています。

 イーベイでの取引は基本的に全て英語なので、英語に馴染みがない私にとっては少々不安でしたが、アカウントの作成方法やペイパルという決裁方法の登録などは、ネット検索するとその手順を紹介しているサイトはたくさんあって、時間はかかりましたが無事利用できる状態になりました。

 また最近では無料の翻訳ソフトもあるため、買い手として簡単な内容の問合せをする程度であれば、正確でなくても聞きたいことがそれなりに伝わってそれに対しての回答を得ることができ、ネット検索やツールを活用してある程度のことはできてしまう便利な時代だと思いました。
 今回はオークション形式ではなく固定価格で購入しましたが、少額だったので関税や消費税もかからず、安くて満足できるものを買うことができました。

 最近では本当にたくさんのモノや情報があふれていて、誰でも容易に情報を集めたり利用することができるようになってきました。
 税務会計についてもキーワード検索すれば、何かしらの情報が得られると思います。
 もちろん税務会計はもっと奥が深いものだとは思いますが、お客さんの人柄や思考、個別事情などを考慮した他では簡単に得られない情報提供や提案をしなければと思いました。

「家族旅行」

先日、週末を利用して伊勢・鳥羽へ一泊二日で家族旅行に出掛けてきました。
両親・姉・甥っ子と私の5人で出掛けたのですが、普段は一人暮らしをしているため家族とゆっくり過ごす時間は久々であり、美味しいご飯を食べたり温泉に入ったりと家族団欒の時間を楽しむことができました。

 私が幼い頃から家族旅行として年に数回は出掛けており、実家を出た今でも予定が合えば喜んで一緒に参加しています。
 昔からの恒例行事ということもあり、私の中では家族で旅行などに出掛けることは至って普通のことですが、友人などと話をする中で「家族旅行に行ってきた」と言うと、友人達曰く家族で出掛けることは滅多に無いようで、驚かれることがよくあります。
 普段はあまり意識していませんでしたが、確かにそうやって言われると木野家はかなり仲の良い家族なのかもしれません。

 また、家族には学生時代は度々迷惑をかけましたが、私がやりたいと思ったことを家族が全力でバックアップしてくれたからこそ今の自分があると思いますし、本当に感謝してもし尽くせません。

 実家暮らしの頃は当たり前すぎて気付きませんでしたが、一人暮らしをしている今となっては、家族と過ごす時間は本当に幸せであり、かけがえのない時間だと思います。
 これからも変わらず定期的に旅行などに出掛けていきたいと思いますし、私自身も家族を食事や旅行に連れていくなどして日頃から親孝行をし、より一層家族を大切にしていきたいと改めて感じました。