「社内セミナー講師」

 当法人では毎月、社員スタッフのみで行うスタッフ会議、及び法人従業員全体で行う月例会議、があります。
 スタッフ会議では、税制改正や実務における注意事項を展開、共有し、スタッフ間での知識レベルの維持向上に努めており、また月例会議では主に代表石田を中心とした全体的な事務所の方向性の統一や注意喚起が行われています。

 その月例会議にて、数ヶ月前からスタッフ持ち回りで、自由テーマで20分~30分の簡単な講義をする試みが始まりました。
 スタッフが外部でセミナー講師等をさせて頂く機会が少しずつ多くなり、その練習も兼ねてのものです。
 簡単な資料を用意し、ホワイトボードを使い、講義を行う。
 セミナーさながらです。
 今月は私が担当で、「金融機関の仕事と格付」をテーマに話をしました。
 昨年、愛知県内の大学にて外部講師として1コマ90分の授業をさせて頂きましたが、そのときは自分の経験を語るのみだったため、話す内容にそれほど困りませんでした。
 しかし今回テーマを専門的な分野に設定したため、ある程度自分なりに整理しておかないと時間も持たず中身の無い話になる恐れがありました。
 そのため、土日に地元の図書館へ出かけ、数冊の本からテーマに該当する部分を調べたり、要点をまとめたりしました。
 そのおかげもあり、何とか全うすることができました。

 元々前へ出たがりの性分もあってか、人前で話すことにそれほど抵抗はありませんが、論理的に秩序立てて話すのが苦手な所があります。
 話しながらその時思いついたことを付け加えてしまい横道に逸れてしまうこともあります。
 問題点をこのような機会に見直し、また話を聞きたいと思って頂ける様になりたいと思います。

「講演会のお手伝い」

 先日、イベント企画業をしている友人に頼まれて、講演会の運営を手伝いました。200人規模のホールを借りて行う大々的な講演会のため3ヶ月程前から少しずつ進めてきました。

 まずは、講演者の選定とスケジュール調整から始まります。
 今回はターゲットを女性に向けていたので、”おもてなしプランナー”として東京で活躍されている方をお招きし、その極意や秘訣についてお話していただきました。                       
 それが決まると、会場探しやチラシ、チケットの準備、入金確認後のチケットの発送などなど・・・。
  また、開催日が近づいてくると、当日の会場の準備に入りました。
 会場内の見取図から受付の配置や人の誘導の手順など、自分が今までに参加した講演会のことを思い出しながら、何が必要で何をしてもらえると嬉しいかを考えながら進めていきました。
 開演時間の直前に人が殺到するのを回避するために、開場から開演時間までを音大生によるミニコンサートでおもてなしをして、早めに会場へ足を運んでもらえるような工夫もしました。

 試行錯誤しながら進めてきた準備でしたが、おかげで当日は大きなハプニングもなく、無事に終えることができ、ほっと一安心しました。
 なかなか出来ない貴重な経験ができ、自分にとっても勉強になるとともに充実した時間を過ごすことが出来ました。
 講演会の開催に限らず、知らないことは不安も大きく、手を出し難いのですが、いざ関わってみると楽しいことのほうが多いということを身をもって経験できました。

「藤巻健史プロパガンダ」の思い出

もうずい分昔の話ですが、大学を卒業して就職した銀行で配属されたのは投資銀行部門でした。
当時その部門は若手が多く、行内では少し変わった雰囲気で、「一旗あげてやる」という熱気や緊張感に満ちた場所でした。
私は大学では金融を学んだものの、相場については全く分からないまま行内向けに為替や金利等の相場レポートを書かねばならず、いつも四苦八苦していました。

そもそも誰も先のことは分からないのが相場だと思うのですが、当時は「正解」がほしくてそれを探しまわっていました。
アナリストからの分析レポートや、ロイターやブルームバーグの情報端末等、情報はあふれんばかりにありましたが、その中で印象に残っているのが藤巻健史氏の「プロパガンダ」です。
藤巻氏は当時外資系投資銀行のJPモルガンにおり、トレーダーとして成功し名を馳せていました。
FAXに手書きで日々の雑記と共に、相場に対する見解が短い文章で走り書きされており、その個性的なスタイルが大変印象深く、面白く読むことができました。
部署に毎日のように届くそれを小さな楽しみにしていました。

今ではホームページでアップされる「藤巻プロパガンダ」を時々見ています。将来の日本経済のために小さな政府や円安を主張されており、新聞を斜め読みしているだけの私でも分かりやすく、勉強になります。
そしてそのたびに、短い銀行員生活でしたが、なにものかになりたくてもがいていた当時の自分を懐かしく思い出します。

増加する国債残高、マイナス金利や円高等、日本経済はこれからどうなっていくのでしょうか。
今後の状況にビジョンをお持ちのお客様も多くいらっしゃると思います。
機会がありましたらご教示いただけるとありがたいです。

「体験の重要さ」

 先日、名古屋駅に家族で出かけてみた。子どもが小さいのでベビーカーを押して。

 地下鉄の鶴舞線から東山線もしくは桜通線に乗り換えることになるのだが、地下鉄東山線は人が多く、ベビーカーでスペースを取って他の人に迷惑をかけるのも気が引けたので、丸の内駅で乗り換えて地下鉄桜通線で名古屋駅を目指すことにした。
 丸の内駅は、乗り換え用の連絡通路はあるのだがエレベーターがなかった。
 地下鉄鶴舞線の改札を一度出て、地下鉄桜通線の改札から入り直さなければならず、普段感じることができない不便さを感じた。

 名駅は迷駅として有名で、エレベーターに苦戦するだろうなとは思っていた。
 高島屋や名鉄百貨店に行ったのだが、お互いの地下の食料品売り場を行き来できなかった(探せば行き来できる方法があったのかもしれないが)ので、結局一度地上に上がってから地下に降りた。

 地下は何かにつけちょっとした階段が多かった。
 地下からユニモールへ行くにもちょっとした階段があり断念。どこかにエレベーターがあったのかもしれないが。
 ベビーカーを押して名古屋駅周辺を歩いてみて、子ども連れや身体障害者の方にとってはかなり大変だと感じた。
 普段何気なく歩いているところでも、少しの段差に不便を感じる。

 相手の事を考えているつもりでも、実際に相手の立場になって気づかされることも多いと思う。
 私どもの法人においても、それぞれのお客様の側に立って、経営上役立つ話や節税提案などさせていただいているつもりですが、実は興味が無い話をしていたり、こういう話が聞きたかったのになどあるかもしれません。
 こういう話を聞きたい、など要望がありましたら、何でも言っていただければ幸いです。

「ネコノミクス」

「ネコノミクス」とは安倍内閣の経済政策「アベノミクス」になぞらえ、猫による経済効果を指す造語です。猫カフェ、映画など経済が低迷する中でも猫関連ビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしているのです。
 近年、高齢者や一人暮らし世帯が増えたため、散歩などの世話のかかる犬よりも飼いやすい猫に人気が移行しているようです。
 ちなみに猫ブームの火付役は和歌山電鐵貴志駅の三毛猫たま駅長といわれ、その経済効果だけで年間11億円と言われています。
  
 実は、我が家でも4年ほど前からキジトラ柄のオス猫を飼っています。
 仕事・家事・育児と心身ともに余裕がなく、動物飼育に消極的でしたが、子供の強い希望と熱意に押される日々が続いておりました。
 どう説明してあきらめさせるか、飼育のデメリットを考えるうちにメリットの方がどんどん浮かんできたのです。
 生き物を愛情と責任を持って育てる、ということは座学で学べるものでも、理屈でも、教えてもらう種のものでもないし、飼育は情操教育上素晴らしく、学ぶことのほうが多いと感じたのです。
 色々考え、最後には理屈ではなく「好き」という感情が一番大事なんだ、と180度考えが変わった瞬間を今でも覚えています。
 歳を重ね、何かと合理的・論理的思考に慣れ、情緒的な面をもっと重視していかないと幸せ感度が落ちるのでは、と反省しました。
 
 以前から殺処分問題に取組む動物愛護センターの理念に共感していたので、飼主募集に応募し、今の愛猫とご縁がありました。
 いわゆる「雑種」ですが、とても美形で毛模様も素晴らしく、運動神経抜群の大切な家族です。

 猫ブームを機に、ブランドネコ人気も上昇しているようですが動物愛護センターやペット里親制度の認知度があがるといいなぁ、と思っています。

「税理士登録」

私事ではございますが、先日無事に税理士登録が完了いたしました。
 これからが本当のスタートではありますが、ここまでこれたのも多くの方々の御協力があってのことでありますので、まずはご報告とお礼をさせていただきたいと思います、ありがとうございました。
 
 振り返ってみると、約4年前にアルバイトスタッフとして入社をした際には、まだ試験科目を3科目残した状態でした。
 その年に2科目合格を果たし、残り1科目となったことで試験勉強も目処が立ち、1年間のアルバイト期間を経て社員スタッフに登用していただきました。
 そして昨年、無事に全科目合格を果たすことができました。
 試験前には業務時間の調整がある程度可能なことや、試験休暇の取得が可能であったりと、法人内で協力していただけたことがとても大きかったと思います。

 私の税理士登録が完了したことで、石田会計の社員スタッフ全員が公認会計士・税理士・社会保険労務士いずれかの有資格者となりました。(2つ以上有している者もいます。)
 有資格者だけで運営されている会計事務所というのは極めて珍しいと思いますし、私自身その一員になれたことを誇りに思います。

 年齢こそ当法人内で最年少ではありますが、最年少だからといって甘えるのではなく、税理士の有資格者として、より緊張感と自覚を持って業務に取り組み、若さとフットワークの軽さを売りにして、お客様から多方面で頼られるような税理士を目指していきたいです。