「和菓子作り体験」

 先日、和菓子作りの体験教室に参加しました。
 季節の和菓子を3種類、簡単なものから順に作っていきます。

 観光地ということもあり、参加者の半数以上は外国人旅行者の方でした。
 講師をしてくださる職人さんは、もちろん日本の方で、すべて日本語で説明をすすめていきます。外国の方は、職人さんの手元を映し出す大きなテレビだけ見て、はたして完成させることができるのかなと、心配になりました。

  和菓子作りには、専用の道具があり、それを使って様々な形を作っていくのですが、「外側に厚みのある、お椀のような形」とか、「放射線状に切り込みを入れる」など、聞けば容易に想像できますが、言葉が伝わらないと出来ないのではないかと思ったのです。

 ちょうど近くに引率者らしき人がいたので聞いてみると、その方も初めは、日本語で講師をされては全く言葉が通じないので無理だろうと思ったそうです。
 しかし、外国の方が初めての体験に強い興味をもつことで、言葉ではなく、その場の雰囲気や状況から伝わるとのこと。そのため、敢えて訳して伝えようとはしないそうです。
 また、先程の説明でお椀の形と言われた言葉を聞いて、日本人が独自に連想してしまうのとは違い、外国の方は講師の手元を見て、それを忠実に再現しようとするため、完成したものは意外にも日本人より上手だったりするそうです。

 たしかに、言葉で聞いてしまうと、自分の経験や知識の中から知っているものに置き換えてしまうことがあり、なるほどと思いました。言葉が伝わらない外国の方のほうが、日本人より上手にできることの意外性におもしろさを感じました。

「一万時間の法則」

 「一万時間の法則」という言葉をご存じですか?
 
 元プロ野球選手の工藤公康さんが、ある雑誌のコラムでご自身の夢を語っていました。
 「近年は、『一万時間の法則』といって、練習を続けていけば、誰でもプロと同等の技術を習得できるといわれるようになりました。
 親に経験や能力がないから子供にもないだろうと道を閉ざしてしまうことがあってはならないと思うのです。
 そこで、プロ・スポーツ選手を目指す子どもたちのためのアカデミーを作りたい」と。
 この「一万時間の法則」は、心理学者のマルコム・グラッドウェルさんが調査や統計を基に導きだしたもので、作曲家やチェスのプレーヤーら、様々な分野の成功者たちの多くは、その分野に精通するまでに一万時間同じことを繰り返していたというものです。
 それだけの熱意や精神力を持って進んでいけば、たとえ才能はなくても努力の量が質を生むということを表しています。

 これは成功のための一つの法則にすぎませんが、たゆまぬ努力や経験が成功に結びつくことを示しています。
 わたし自身の経験を振り返ってみても、さすがに一万時間とまではいきませんが、継続して努力していたことが、やがて力になっていたということは何度もありました。

 ただ、この法則でいくと、一万時間も継続できる環境や条件・好機が整っている必要があり、その上での天才ということにはなりますが・・・。

 いずれにしても、極めたいことが見つかったら、外部要因も不可欠ですが、自分自身の努力でその道の天才になれるかもしれないという可能性があるのは、とても夢を与えてくれるものだなと嬉しく思えました。

「一声かけて」

 先日、友人が美容室をオープンしました。

 10分で1,000円のカット専門店です。業態からみて、値段が安いのはもちろんのこと、短時間で終わることを希望して来店されるお客さんも多いことから、要望に応えるのが大変だと言っていました。

 一人終わった頃に次の一人が来てくれれば、何の問題もないのですが、店内が混み合っているときに限って、次々にお客さんが来ることがあるようです。

 お店に行ったとき、誰もお客さんがいなければ10分で済ませてもらえると期待してやって来るお客さんは、何分までなら問題なく待ってくれるのでしょうか?

 

 個人差はありますが、そのお店では美容師2人体制で、待ち人数が4人になると店内の雰囲気が変わってくるそうです。空気感が違ってくるのかもしれません。

 ただ、お待たせしてしまい申し訳ありませんという気持ちと、あと何分かかりそうかということを、一声かけるだけで、お客さんの様子もだいぶ変わってくるそうです。店内の様子をみれば、無駄なく手早く作業されていることや、あと何分待ちかということもだいたい分かります。

しかし、それを声に出すことで、気に掛けていることが伝わると、少しは気長に待っていただけるのかもしれません。

 

 相手に対して、分かってくれるだろうとか、言いたいことは伝わっているだろうという気持ちを持ってしまいがちですが、分かっていても改めて声をかけることに意義があるのだと、友人の話を聞いて感じました。私自身も、気をつけて行動したいと思いました。

 また、美容師さんに限らず、どの業種にも忙しい時期というのはあります。しかし、その忙しさは、その会社にとって最も良い時期とも言えます。目先の仕事に追われて、お待ちいただいているお客さんに不快な思いを抱かせてしまっては、申し訳ないと同時に大変もったいないことだと改めて勉強になりました。

「数字のからくり」

 先日、こんな経験をしました。

 以前から気になっていた商品がバーゲンになっていたので、それを買いに行った時のことです。

 そのお店には、『2点以上購入で、さらに10%OFF』の表示がされていました。

 そこで店内をざっと見てみたのですが、他に欲しいものも無く、目的の商品だけを持ってレジに並びました。すると、店員さんから決まり文句のように「もう1点購入いただけば10%OFFになりますよ。」と言われました。

 分かってはいたのですが、無理して買うのも・・・と思い、結構ですとお断りをしました。

 すると、その店員さんは近くにあった商品を手にとって、「これを持って帰っていただくだけで、1点目の商品がさらに安く買えるんですよ。」と。

わたしは一瞬、何のことを言っているのか理解できなかったのですが、目の前で電卓をたたき、計算してくれました。

 店員さんによれば、1点目15,000円の商品に2点目1,000円の商品を購入することで、2点で14,400円になるのです。つまり、そんなに欲しくないかもしれませんが、2点目の商品を持ち帰るだけで、もともと欲しかった1点目の商品がさらに安く買える計算になるのです。

 わたしは、欲しい商品をもう1点探すことしか考えていなかったのですが、うまく利用すればそんなお得な方法があるとは・・・と大変驚きました。

 不要なものを手にすることへの是非はあるかもしれませんが、今回は使い続けられそうな商品を勧めてもらえたので、喜んで2点購入し、さらに10%OFFしてもらうことにしました。

 自分では気付くことのできなかった、数字のからくりに驚くとともに、店員さんの親切に感謝しました。もしかしたら販促の意味もあるのかもしれませんが、わたしにとっては大満足の結果でした。

「再チャレンジ」

 資格取得のための勉強でも、楽しみだったはずの旅行でも、いざ始めるというときになると躊躇する気持ちが湧いてくる経験はありませんか?何かを始めるまでや、どこに行こうかと決まるまでは、あれもしたいこれもしたいと様々な思いをめぐらせますが、実際に行動に移すまでモチベーションを維持することが難しいことがあります。

 私自身、興味が湧くと色々と試してみたくなる方で、インターネットや関連書籍など一通り確認して、資料の取寄せまでして下調べをするのですが、いざ始めるかどうかというときになって足踏みしてしまうことがあります。
 先日、雑誌の記事で「とっさのときの心のコントロール法」と題して、そんなときの対処法が書いてありました。
 
 まず、直前になって意気消沈してしまう最大の理由は、過去に予期せぬハプニングがあったりして、計画通りに運ばなかったことによる挫折経験だそうです。あのときこうなったから、今回も・・・と結果を予測してしまい、ブレーキがかかって、前に進めなくなってしまうようです。
 やり遂げるという意気込みに加え、計画通りにいかなくて当然という気楽さも必要なようです。
 また、全体ばかりを見るのではなく、「今日はここまでやった」という、やり終えた結果だけに目を向けることも時には大事なようです。
 「やり遂げなくては」という思考に縛られると、進捗度合いにばかり目がいってしまい、予定が狂ったときに「止める」という選択に行き着きやすいようです。

 年も変わり、心機一転、新しいことに挑戦してみたい気持ちが湧いてきますが、改めて以前に途中で止めてしまっていたようなことにチャレンジするのも新たな発見があって良いかもしれないなと思いました。
 今回は、小さな目標を少しずつクリアしながら、達成感を味わって進めていってみようと思います。

新年の抱負

職業柄、人にお会いする機会が多く、昨年もたくさんの方々との出会いに恵まれました。
職種や年齢層も様々な方からお話を伺ったり、相談を持ち掛けていただいたり、逆にお知恵を拝借したこともありました。
ありがとうございました。

今年は、そのような恵まれた環境に感謝しながら、さらにこの機会を充分
に生かせるよう「聴く力」を身に付けたいと思います。
「聞く」ではなく、自分の意思を持って考えながら「聴く」ということを常に意
識していたいと思います。今年も多くのことを吸収できるよう、素直な気持ちで聴く心を持ちたいと思います。

「新たな趣味」

 最近、趣味のひとつに「刺繍(ししゅう)」が加わりました。

 きっかけは、友人のお宅に訪問した際、リビングに素敵な壁掛けが飾ってあったからです。聞いてみると、手作りの刺繍ということで、こんな素敵なものが作れるなら私もやってみたいなと思ったのがきっかけです。裁縫は、どちらかといえば苦手なほうですが、興味が先行して、楽しくすすめています。

 ひとくちに「刺繍」といっても種類がいろいろあるようなのですが、私がやっているのは一番簡単なクロスステッチのみの刺繍です。名前のとおり、×(クロス)印の縫い目を並べていくことにより図案を完成させる方法で、難しいステッチを使うこともなく、図案通りにマス目状に針を刺していくことで、完成していきます。
一針一針と刺しているときは、単純に×印の整列でしかないのですが、徐々に進めていくことで図案が完成していくのが楽しいです。色が変わるたびに、糸の端を始末して、次の糸に変更していくのですが、図案のどこから進めていくかによって始末する回数にも影響して、単純作業の中にも工夫が必要になります。
完成後に布の裏を見てみると、自分がどの道筋で縫い進めてきたのかがはっきりと分かります。やみくもに進めていくのではなく、最終的な完成図案を常に思い描きながら作業することで、糸の無駄もなくなり、布の裏にでる糸の始末も少なくて済み、結果として美しいものが出来上がることになります。

 仕事のうえでも、ある業務を進めていくときに、そのことにだけ集中して前に進むことばかり考えてしまうことがあります。しかし、それが全体の仕事のどの部分なのか、全体を完成させるのに手順として間違っていないか、ということを常に念頭に置かなければいけないということを改めて感じました。余分な糸を使うことなく、いかに少ない作業で進めていくかで、完成したときの美しさが違ってくるのです。

 まだ始めたばかりですが、大作ができるようになるまで根気よく続けていきたいと思いました。いろいろなことを忘れて集中できる、私にとっては大切な時間です。

『違う』ところから学ぶこと

 「ベンチマーキング」という言葉をご存知ですか?
これは、業界を超えて、最も優れた方法あるいはプロセスを実行している組織から、その実践方法を学び、自社に適した形で導入して大きな改善に結びつけるための一連の活動のことです。

 近年は非常に厳しい競争環境に置かれているため、常に競合企業に目を向け即座に改善していくことが不可欠になっています。また、既成概念を打ち破る考え方を取り入れたり、実際に他社と比較分析してみることで、自社を冷静に見ることができ、何がどう違うのか、本当に自社が一番優れているのかを明らかにすることができるとされています。

 以前に、高収益を上げ続けている企業に会社訪問させていただいたことがあります。業種が違う会社から、果たして学ぶことはあるのかな・・・と、その時の私は期待せずに参加しました。しかし、経営者の考えや従業員の方々の仕事に向き合う姿勢など、業種は違っても根本は同じことが多く、見習うべきことがたくさんありました。また、たまたま取り上げられた在庫管理についての話から、その時ちょうど悩んでいた業務ルールについてのヒントをもらえたこともあり、今でも強く印象に残っています。

 テレビ番組でも、その道を極めた方を「賢人」と呼び、特集が組まれることがあります。こんな業界があるのだと初めて知ることや、その方自身の人物像など、興味深いことが多く、楽しみに見ています。業界を超えてベストな方法を学ぼうとすることは、これまで思いもよらなかったやり方を知ることができます。また、その業界ではそんなことできるはずがないと考えられていることも、全く違ったやり方をしているのを見ると、自分が偏った見方に捉えられていたことを知ることができます。「違う」ということにも意識を注ぎ、大事にしていきたいと思いました。

by 板谷

脳を支配しよう!

先日、ある本を読んでいたら、『脳に支配されるのではなく、脳を支配しよう。』というフレーズがありました。

内容としては、たとえば大きな仕事を与えられたときなどに、「これは自分には出来ないかもしれない。」とか「その期限までには、到底無理だろう。」という思いに、そのまま飲み込まれるのではなく、「出来そうだ。」とか「何とかやりくりすれば可能だろう。」という考えに、自分から持っていくことで結果は変えられるというものです。
初めに、無理だと思ったことは、その結論に向かって進んでしまうので、結果的に出来ることも出来なくなってしまうそうです。

確かに、出来ないかもしれないという気持ちからスタートすると、すべての判断基準がそちらへ向いてしまい、「やっぱり・・・。」という結果になることは容易に想像がつきます。自分の脳を支配して、気持ちのコントロールが出来るようになると、いつもとは違った結論が見えてくるのかもしれません。

ところで、かなり前になりますが、お寺の座禅会に参加したことがあります。
日の出前の静かな本堂で、一列に並んで、壁側を向いて座禅を組みます。手は、左手のひらに右手の甲を重ね、両方の親指がつくかつかないかの状態にします。目線は1メートル先の床を見ます。これが基本の姿勢です。
あとは、無心になるだけですが、この無心というのが、やろうと思ってできるものではありません。蝉の声が聞こえても、足がしびれてもじっと耐えます。頭の中を空っぽにするようにと言われても、何も考えないようにしようと・・・考えてしまい、自分をコントロールすることは難しいなと感じたことを思い出しました。

 脳を支配するというのは、そんなに容易ではなさそうです。が、そう思ってしまっている私は、すでに脳に支配されてしまっているのかもしれません・・・。
 脳に支配される(その時々の気持ちにとらわれる)のではなく、脳を支配する(より良い結論にたどり着けるよう、気持ちをコントロールする)ということを意識して、物事に対処していきたいと思いました。

by 板谷

夏到来

この季節になると、女性にとっての天敵である紫外線対策で、外出するにも日傘にストール、アームカバーなどが欠かせません。最近は、男性用の日傘まで売り出されており、日焼け対策への関心の高さがうかがえます。せっかくの夏が台無しですが、そうも言っていられないのが現実です。

 一方で、節電意識の高まりに加え、普及拡大を目指した国等からの補助金制度も整い、今年になってから「太陽光発電」という言葉をよく耳にするようになりました。設置方法により全量買い取り制度(太陽光パネルで発電した電力は、すべて電力会社に売り、家庭で使う電力は通常通り電力会社から買う仕組み)、余剰買い取り制度(太陽光パネルで発電した電力をまず家庭で使用し、余った電力を電力会社に売るという仕組み)の違いはあるものの、どれだけ発電できるかは太陽次第。「猛暑日」という言葉も、設置されている方にとっては、うれしい存在となっているのかもしれません。

 ところで先日、ニュース番組の中で、平日の昼間に公園のパラソルの下で、サラリーマンがネクタイ姿でビールを飲んでいる映像が写されていました。これは、サントリーが期間限定で出店したノンアルコール飲料のみのビアガーデンで「オールフリーガーデン」として大盛況のようです。小さい子供を連れた女性や、ノートPCを広げたサラリーマンなど、昼間のビールとは似つかないような人達がビールを手にする姿は、意外性もあり大変目を惹く光景でした。

 クールビズも定着し、次はビール(ノンアルコール)・・・。周囲に不快感を与えない程度の気分転換を取り入れて、仕事の効率が下がらない工夫をしたいものです。

by 板谷