フクロウカフェ

先日大阪市内にあるフクロウ専門カフェに行ってきました。そのカフェは、ドリンクを注文することで店内にいるフクロウと自由に触れ合えるというもので、開店前から行列ができるほどの人気店でした。
このような「カフェ+α」という形態のカフェは、名古屋市内でも見掛けることがありますが、最近は、全国でフクロウカフェの出店が相次いでいるそうです。フクロウカフェの人気は、フクロウ自体の物珍しさもあると思いますが、それだけの理由ではないようです。そこで、フクロウカフェが人気となる理由について考えてみました。

まず、日本人のフクロウに対するイメージの良さが挙げられます。フクロウは日本では昔から福朗・不苦労とも書き、夜行性で夜目が効くことから夜も働き、世間に明るい、また、フクロウの首は180度以上回るので、お金の工面で「首が回らない」ことの反対で縁起ものとして受け入れられています。また、その風貌から癒しの対象ともなっています。このようにフクロウは、縁起物・癒しの対象として日本人に受け入れられやすい動物であるといえます。

また、実際の触れ合い易さも人気の理由であると思われます。カフェにいるフクロウは人慣れしており、おとなしく、安心して触れ合うことができます。

それに加えて、珍しい動物と手ごろな値段(600~1,000円)で触れ合うことができることも挙げられるでしょう。

このように、フクロウカフェが受け入れられる理由は様々あると思いますが、フクロウカフェは未だ歴史が浅く、物珍しさで来店する方も多いと思います。ですから、世の中に受け入れられ、ビジネスとして定着していくかは、経営者の営業努力によるところが大きいかと思います。ですが、「癒し」がブームではなく、一つのビジネスジャンルとして受け入れられている現在では、今後も一定の需要は見込まれるのではないかと思いました。