「伊勢詣り」

 初詣は、すでに地元の神社で元旦に済ませていますが、先日伊勢神宮にお詣りに行ってきました。

 実は、昨年伊勢神宮をお詣りした際に、案内役をされていた地元のボランティアの方から、「まず夫婦岩で有名な、『二見ヶ浦』で身を清め、それから『外宮』、『内宮』の順番に回るのが正式な参拝です。」と教えていただいたので、今回はその通りにお詣りしてきました。

 二見ヶ浦まではタクシーを使ったのですが、その車内でも運転手さんが、「二見ヶ浦から回るなんて、よく知ってるね。地元の人は、お詣りというと必ず、その順番にまわるんだよ。」と話しておられたので、間違いないなと確信しました。

 予想通り、式年遷宮で例年以上に賑わっており、正殿のお詣りをするのに40分以上もかかりましたが、きれいになったばかりの社殿を前に、清々しい気持ちになりました。

 参道もきれいに整備され、自動販売機に木目調の枠をはめるなど、景観を損なわない工夫もされており、歩いているだけでも楽しい気分になります。町の人みんながひとつになってお祝いしている様子が伝わってきました。

 ちなみに、伊勢神宮の式年遷宮で役目を終えた社殿の古材は、各地の神社で再利用されるのですが、わたしの地元の神社も、その恩恵を受けています。現在の社殿は、前回の遷宮から2年後に、内宮の西宝殿から移築されたものです。そして今回も、伊勢神宮の式年遷宮が終わるのを待って、準備をすすめています。

今回の伊勢詣りは、いつもとは違った気持ちで参拝できました。