「税務調査」 

4月から5月にかけて、法人のお客様の法人税・消費税の税務調査、個人事業の方の所得税の税務調査の立会いをさせていただく機会がありました。
 まだ最終的な結果は出ておりませんが、現状では特に指摘事項等も無く、少しホッとしているところです。
 
 他の会計事務所に勤務している友人の話では、税務調査については代表等が一人で対応し完結させる事務所も多く、税務調査の立会いの経験はほとんど無いと聞きます。
 もちろん石田会計でも調査官との最終的な打合せ等には代表である石田も同席しますが、調査期間中の対応は基本的にはスタッフが行うケースが多いです。
 調査を円満に完結させる事は、会計事務所の仕事として最も重要な業務の一つであると思いますので、非常にやりがいを感じます。

 また、税務調査が行われる件数のうちで是認(追加の納税が発生しないこと)の割合は25%程であると言われています。
 是認となることはそう容易なことではないので、調査当日まで、お客様の過去の申告書・資料等を念入りに確認し、取引の流れやどのような事が論点となりうるかのリストアップを行うので、その中で、お客様のことをより理解するという点においても大変貴重な時間となります。

 もちろん、税務調査が入らないに越したことはありませんが、事業を続けていく上では不可避な面があります。
 ですので、いざお客様のところに税務調査が入った際に納得のいく結果を獲得できるよう、常日頃からお客様とのコミュニケーションを大切にし、税務調査を念頭に置いた会計処理や申告書作成を行っていくとともに、更なる知識・経験の習得に励んでいきたいと思います。