「整理」

 今年も残りわずかとなり、年末にむけて大掃除をする方も多いと思いますが、「デスク回りを美しく整理して仕事の効率をアップ」という新聞記事を目にしました。

 「デスクの整理整頓はムダを省いて生産性を上げ、利益を生み出す術」というのはよく言われることだと思いますが、整理整頓を継続するには「新しい時間を生み出すための投資と考える」という視点に納得しました。毎日少し整理整頓に時間をあてることが生産性につながり、それ以上の時間を生み出します。

 デスク回り以外にも、頭の整理はとても大切だと思います。
変化の早い税制に対応するためには、新しい情報を入れたり更新する必要がありますが、基本的な知識もときにはしっかりと整理してシンプルに落とし込み、各税法の関連性を整理する必要があります。そして知識を活かすときは、まず大まかな状況、関係者や取引の流れを図や仕訳で整理します。行き詰まったときは相談するのはもちろんですが、リフレッシュしたり客観視して心の整理をしたり、思い込みを排除して思考過程を整理したり、知識や状況把握段階での整理をし直すことで解決できそうです。

 またそれをお客様に伝わるようにすることは一番大切です。
自分が理解し納得しているだけでは意味がなく、お客様が求めていることに対して、それが伝わる言葉で表現できるよう整理しておかなければなりません。

 整理することは、ミスを軽減し作業効率アップにつながるだけではなく、知恵や閃き、相手への伝わり方など様々な利益につながると思います。
また新しい時間も生み出しますので、その時間を再投資すれば良い循環が生まれそうです。
まずは大掃除が必要かもしれませんが、その際に気付いたことをまとめて、整理整頓を習慣づけていきたいと思います。

「個々のニーズに応える」

最近、久しぶりにレンタカーを利用する機会がありました。
今回の利用目的は観光だったため、観光地にある駅すぐの店のレンタカーを利用したのですが、観光地や名古屋などの中心部のほかにも、普段の生活でガソリンスタンドや時間極めパーキング等においてもレンタカーやより短時間単位のカーシェアリングを利用できる場所が数多く存在していることに気付きました。

レンタカーを利用する主なニーズとしては、個人的には観光やビジネスの場面がほとんどだと思っていましたが、実際には、観光地・中心部であるかどうかを問わず様々な地域にこのサービスを利用できる場所があり、それぞれの状況などに応じて異なったニーズとそのニーズに応えていくレンタカーサービスの体制が整っているのだと思いました。

この、状況に応じたニーズに応えていくということは会計事務所においても同じことが言えると思います。会計事務所の役割としては会計・税務相談、申告書の提出等が基本ではありますが、会計事務所に求めていることはそのお客様ごとによって異なっています。
そのため、これらの基本業務を行うことはもちろんですが、基本業務に加えて労務やIT関係のことなど、そのお客様に応じたニーズにオーダーメイドで応えていくことが大切であると思います。

これからは、お客様が私達にどんなことを求めているのかをいち早く捉えていけるようにし、それぞれのお客様ごとのニーズに応えていけるように幅広い知識・経験を身に付けていきたいです。