「整理」

 今年も残りわずかとなり、年末にむけて大掃除をする方も多いと思いますが、「デスク回りを美しく整理して仕事の効率をアップ」という新聞記事を目にしました。

 「デスクの整理整頓はムダを省いて生産性を上げ、利益を生み出す術」というのはよく言われることだと思いますが、整理整頓を継続するには「新しい時間を生み出すための投資と考える」という視点に納得しました。毎日少し整理整頓に時間をあてることが生産性につながり、それ以上の時間を生み出します。

 デスク回り以外にも、頭の整理はとても大切だと思います。
変化の早い税制に対応するためには、新しい情報を入れたり更新する必要がありますが、基本的な知識もときにはしっかりと整理してシンプルに落とし込み、各税法の関連性を整理する必要があります。そして知識を活かすときは、まず大まかな状況、関係者や取引の流れを図や仕訳で整理します。行き詰まったときは相談するのはもちろんですが、リフレッシュしたり客観視して心の整理をしたり、思い込みを排除して思考過程を整理したり、知識や状況把握段階での整理をし直すことで解決できそうです。

 またそれをお客様に伝わるようにすることは一番大切です。
自分が理解し納得しているだけでは意味がなく、お客様が求めていることに対して、それが伝わる言葉で表現できるよう整理しておかなければなりません。

 整理することは、ミスを軽減し作業効率アップにつながるだけではなく、知恵や閃き、相手への伝わり方など様々な利益につながると思います。
また新しい時間も生み出しますので、その時間を再投資すれば良い循環が生まれそうです。
まずは大掃除が必要かもしれませんが、その際に気付いたことをまとめて、整理整頓を習慣づけていきたいと思います。