「気配り」

 仕事でもプライベートでも、集団生活をするうえで、気配りはとても大切なことだと思います。
 気配りといっても、「あれこれ気をつかうこと」、「手抜かりがないように注意すること」などさまざまな意味があります。

 先日、大手広告代理店に勤める現役営業マンの「気配りは強力な武器である」というコラムを読みました。

その方はコラムの中で、気配りとは「相手に居心地のよさを提供するやさしさ」であるとして、突き詰めると人間関係を気まずくするたったひとつの原因は、その気配りが身に付いていないことであるとまで言っています。
 気配りが身に付いていないと、ひとりよがりな振る舞いをしてしまい周囲に不快感を与え、結果として相手から煙たがられてしまったり、信用を失ってしまう要因になるそうです。

逆に、気配りが身に付いている人は、相手を喜ばせたり、居心地のよさを与えたりすることができ、その結果「あの人と一緒にいたい」とか「あの人を応援したい」と好意や好感を寄せてもらえるそうです。

 さらに自身の失敗の経験を踏まえて、実践的な気配りとしては、ビジネスの場面では、その人の立場に合った正解・不正解というものがあるとも言っています。常識的なマナーとしては正しくても、営業マンとしては不正解ということもあるそうです。

例えば、相手に挨拶をするときに、相手と目が合ったタイミングで挨拶するのは、一般常識としては間違っていません。しかし、営業マンとしては不正解です。相手と目が合ってからでは遅すぎます。挨拶で大切なのは、相手よりも先に自分が挨拶をすることだそうです。

 職種や立場によって違いはあるにせよ、いずれにしても気配りを心がけ、円滑な人間関係を築いていきたいと思いました。