車を買うなら…

このブログを読んでいただいている皆さんは、車を所有していますか?所有している人は、どこの自動車メーカーの車でしょう?

私は車を所有していないが、将来車を所有することにはなるのだろうと思っている。 車にこだわりがあるわけではないので、その時に購入する車種は決めていないが、自動車メーカーはもう決めている。 それはトヨタ自動車だ。なぜなら、トヨタ自動車を尊敬しているから。

トヨタ自動車の豊田章男社長は、「国内での年間300万台生産を死守する」「国内生産300万台は石にかじりついてでも守る」といったメッセージを、ことあるごとに発信している。 これがどれほどの決意のもとに発信されているかと考えると…胸が熱くなる。 トヨタ自動車の日本事業は2012年3月期で約2,000億円もの営業赤字。この先も、これぐらいの赤字を計上することを覚悟しているということだ。経営者として失格だという人もいるだろう。

国内の生産工場を海外に移転させれば、日本事業の営業赤字の幅は縮小され、連結での利益も増加する。   トヨタ自動車ほどの会社なら、目先の利益は簡単に増やせる。にもかかわらず、なぜ国内生産にこだわるのか? トヨタ自動車が目先の利益にこだわれば、東海地方の経済は沈没する可能性が高い。また、日本経済に与えるインパクトも大きく、日本経済低迷の一因となるだろう。 自動車完成車を構成する部品数は2万~3万点もあり、他の産業と比べても自動車産業のすそ野は広い。自動車産業が日本経済を下支えしているという使命感があるのだろうと私は感じる。

企業ならば自社の利益を最大化することは至極当然のこと。しかし、トヨタ自動車は国家の利益も大事にしていると感じる。トヨタ自動車のような企業が潤えば、雇用や所得の増加、公共サービスの向上などで直接的又は間接的に私達国民にも還元されるだろう。 今のトヨタ自動車の姿勢が変わらない限り、私はトヨタ自動車の車を買う。 トヨタ自動車には今の信念を変えずに頑張って欲しい。心の底から応援している。