「法人番号」 

 個人にマイナンバーが付されたことは、情報管理等の面からも大きな話題となりましたので、みなさんご存知のことと思います。
一方で、法人にも13桁の法人番号が付されていることはご存知でしょうか?

 先日もお客様から「書類に法人番号を記載する欄があるのですが、法人番号とは何ですか?」とのお電話をいただきました。
実は、法人番号はマイナンバーとは扱いが異なり、インターネットで公表されています。
例えば「法人番号検索」とキーワードを入力して検索すると、国税庁の法人番号公表サイトにつながります。
そこに法人名を入力すると、登録されている法人番号や所在地等が表示される仕組みになっています。
したがって、その法人の名称・所在地・法人番号は誰でも自由に利用可能となっており、そのうえ法人番号の指定後に名称や所在地等に変更があった場合には情報が更新されるとともに、変更履歴も併せて公表されることになっています。

 さらには、国税庁では法人番号の利活用の例として、法人番号公表サイトを利用して、ダウンロードしたデータから「法人番号指定年月日」で絞込みを行えば、新たに法人番号を指定した法人(新規設立法人)を抽出することが可能となり、従来に比べ、効率的に新規営業先等の開拓が実施できるようになるとしています。
つまり、これを利用することにより法務局等に出向かなくても、営業に利用できるような新設法人の情報が得られることになります。

 国税庁のホームページに利活用の例が記載されていますので、何かしらのメリットが享受できればいいなと思います。
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/