インターネット通販とリスク

先日、知人のお店がオープンするということで、開店のお祝いに観葉植物をお贈りさせていただきました。
観葉植物のような個体差のあるものは店舗で実物を確認しないと心配だったので、今までは店頭で購入していましたが、今回初めてインターネットで注文することにしました。
というのも、納品後に実物の写真がメールで送られてくるサービスがあったからです。
実際に送られてきた写真では、お祝いの名札も確認することができ、良品を届けてもらえたようでホッとしました。

経済産業省の調査では、消費者向けの電子商取引は平成24年は9.5兆円となり、前年比で12.5%の増加となっています。
といっても、取引全体に占める割合はまだ3%程度なので、今後ますます増加するでしょう。
ただ、商品が届かなかったり、違うものが届くといったトラブルも増加しているようです。
やはり、インターネット通販には取引相手の顔が見えない分、リスクが伴ってきます。

リスクは完全になくすことは不可能でも、減らすことは充分可能だと思います。
例えば、その会社のホームページを詳細にチェックすることは有効です。
連絡先が携帯電話番号であったり、宛先が郵便局留めであったりしたら注意が必要でしょう。
また、返品や交換についての条件がどうなっているかも確認すべきですね。
今回注文したお花屋さんのケースでは、代表者の顔写真が載っていたり、注文時の質問内容が「贈り物をより良い形で届けたい」という気持ちが伝わってきて、安心して注文できました。

インターネット通販での購入は、買いに行く手間(時間)を節約でき、時間を選ばず、しかも比較的低価格となっており非常に便利です。
しかし、店頭購入と違って互いに顔を合わせない分、リスクが高くなります。
リスクの少ない取引をするためには、店側の連絡先等に問題がないか、そして人間味が感じられるかどうかがポイントだと思います。