「お金の使い方」

 今まで、支払いは現金でしたいと思っていたので、つい最近までクレジットカードを持ったことがありませんでした。しかし消費税率が8%になり、お財布の小銭がさらに増えるのが面倒に感じて、数ヶ月前に初めてクレジットカードを作りました。
レジ前でのお金の出し入れの手間が省け、大変重宝しています。
また利用明細を確認することで、自分が何にお金を使ったのかを改めて見直すことができるのも良いなと感じています。

 先日、雑誌の特集記事で『本当の貯蓄上手は、貯め方以上にお金の使い方がうまい』とありました。自分が本当にこだわりたい部分に納得感のあるお金の使い方をしている人は、ストレスから急に散財することなく順調に貯蓄することができるそうです。「使う」と「貯める」のバランスが取れていると無理なく貯めることができるそうです。わたしも利用明細を確認しながら、本当に使うべきものだったかを検討してみようと思いました。

 お金の使い方といえば、稲盛和夫さんのコラムにも「20億円の寄付よりも30円の買い物に悩む理由」としてお金を使うことの意味について書かれています。海外に行ったとき、30円の甘栗の屋台で値引交渉したが相手が応じなかったので、買うことを躊躇したというエピソードです。もともと値引交渉をすることが前提の値段がついているはずだから、そのまま支払うことには納得できなかったそうです。一方で、意味のある20億円であれば難なく寄付するということです。

 わたしとは話の規模が天と地ほども違いますが、お金の使い方という意味では同じことのはず。改めて、お金の使い方について考える、よい機会となりました。