「2030」ご存じですか?

これは、人口の1/3が高齢者になる「2030年問題」ではありません。
「にいまるさんまる」と読み、社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度とする目標のことです。
 2003年に政府が立てたもので、リーマンショックで消えかけ?ましたが、今年4月施行の「女性活躍推進法」に伴い再登場です。

 先日セミナーに参加しましたが、労働者が300人以上の企業は女性活躍推進「行動計画」の提出義務があるので対応真っ最中で、労働局の受付処理も追い付いていないようです。
 届出しなくても罰則・罰金はないのですが・・・新卒採用時期でもあり行動計画を厚生労働省のHPで公開(任意)していることもあり、未提出・未公開が企業イメージのマイナスにならないよう必死のようです。
 
 さらに、計画を提出し、実施状況が優良な場合は認定マーク「えるぼし(3ランクあり)」を使用できます。採用活動には是非ほしいロゴです。
 注意点として「男女雇用機会均等法」で男性・女性どちらかをひいきしてはいけないという法律もありますので、こちらにも抵触しないよう配慮が必要です。
 以前からある次世代認定の「くるみん(2ランクあり)」のようなものですね。ちなみにこちらは男性育休推進中です。

 届出が入札のポイントになる自治体もあるようで、女性活躍推進法が10年の時限立法ということもあり、普及活動が強化されています。
 うちは関係ないかも・・・と思っている中小企業の皆様も思わぬところでチャンスロスにならないよう、心に留めておいていただければと思います。