「広島球場から感じたもの」

昨年から恒例の行事のようになっているのだが、妻の親・兄弟とお盆休みにMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で、プロ野球(広島東洋カープVS横浜DeNAベイスターズ)の試合を観戦してきた。

試合は双方得点が入り非常に盛り上がったのだが・・・それはさておき、非常に面白い球場だと感じた。
甲子園球場などいくつか球場で野球観戦をしたことがあるのだが、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島は、ファールゾーンが狭いおかげで選手との距離が近く、臨場感や迫力をより感じることができた。

新球場は2009年3月28日に完成したのだが、様々な工夫がなされている。
・グラウンドの開放感、通風、街との一体感を確保するため、北側のJR側へ大きく開く形態とし、球場の楽しさを新幹線などJR車窓からも感じ取ることができる
・1階観客席の最後部に、球場を一周できる幅が広く段差のないコンコースがある
・観客席は、大リーグ球場並みの横幅50cm、奥行き85cmを確保し、ゆったりと野球観戦することができる
・左右非対称なグラウンド形状と、砂かぶり席・寝ソベリア・ゲートブリッジなど多様な観客席がある
・ファールゾーンの縮小により観客は選手のプレーをより身近に見ることができる
などなど。

観客が楽しめるような、また居心地が良い工夫がされていると感じた。
現に新球場完成前の観客動員数は、90万人~140万人程度で推移していたのだが、新球場完成後は150万人~190万人程度に増えているのだ。

お客様の視点で考えることがどれだけ重要かということを改めて感じさせられた。
サービス業に従事する者として、お客様の視点で考えることを忘れずに精進したいと思う。