『5月のあの日の話から・・・』

母の日にちなんで母親の仕事に関心を!という趣旨で、「子供のいる専業主婦、年俸約1200万!!」というインパクトのあるデータをアメリカの人材情報会社サラリー・ドットコムが発表したそうです。

専業主婦の仕事を10項目に分類し、家政婦、料理人、保育士、運転手、カウンセラーなどに払うとしたら・・・の試算のようです。同様の調査をシンガポールでしたらさらに金額が上がったそうです。、日本で専業主婦に調査したところ自己評価の多くは500万~600万だそうです。いざ外部へお願いしようとすると以外に高額になってしまうのが家庭内の仕事だと再認識しました。ベビーシッター代やハウスクリーニングなど高いのも納得です。勿論、主婦業を金銭換算することに抵抗がある人も多く、私も同感なのですが、色々考えさせられる興味深いデータだと思います。

この記事から考えたことが二つあります。

一つ目は、興味を引く為の数字の使い方に感心しました。
データに基づいて算出されているので説得力もあり、母親の仕事内容を考える十分なきっかけになっていると思います。数字が印象を大きく左右し、見出しだけではうまいこと内容が見えず、詳細を知りたくなるような上手な書き方だと思いました。

二つ目は、周囲の人やその人の行動に感心を持つことの大切さです。
私が普段心掛けていることの一つですが、意外に身近になればなる程難しいものです。自ら進んで、自分の仕事と無意識の内に認識してこなしていることも、ふとしたときに話題に上がると嬉しいものです。誰かが気付かない内にしてくれている事を空気のように感じてしまわぬよう、せめて、誰が、いつしてくれているのか、を把握しているだけでも感謝の気持ちを伝える時に重みが違う気がします。

色々考えている内に、最初にこの記事を見たときの華やかな気分はすっかり消え、自分の日々の心持ちを省みるいい機会となっていました。
by 古橋