心遣い

私は、以前プールで監視員のアルバイトをしていました。 今回は、その時のお話をしたいと思います。

ある日、小さなお子様を三人連れたお母さんがプールに来た時のことです。
基本的に、プールでの事故を未然に防ぐため、危険な行為が少しでもあれば、注意をするというのが、 そのプールでのルールでした。(特に、小さなお子さんに対しては)

やはり、三人のお子様を一人の親が見るというのは、現実的に難しく、何度か注意にいきました。 その後も、他の監視員が何度も注意にいったところ、お母さんの方から「このプールは利用しにくい」 と言われました。

基本的に、事故防止の観点から注意をすることは間違っていないと思います。しかし、社員を含め私たち監視員が、会社のルール(マニュアル)に従い、それをお客様に押しつけていたのも事実です。お客様の立場に立ち、利用しやすい環境作りをしていれば、このようなことは防げたことだと思っています。

今現在、正社員として会計事務所に勤務し、専門的な知識をお客様に提供するだけではなく、お客様に対する配慮や心遣い(これを「ホスピタリティ」といいます)を心がけていきたいと思っています。

by 鈴木