中小企業の健康経営事情

 「健康経営」「ホワイト企業」など耳にする機会が増えました。
今年からは上場企業以外の法人も「健康経営優良法人~ホワイト500~」として認定・公表制度が始まり、より身近になります。

  石田会計も昨年から協会健保の「健康宣言チャレンジ事業所」認定を受けています。
 現状の取組は、がん検診を付加した定期健康診断の実施、法令順守、有給休暇取得支援、インフルエンザ予防接種の費用負担、常備薬・空気清浄機の設置などです。
  法的にストレスチェック対象規模ではありませんが、会議の時間を利用し労働法、メンタルヘルス研修も実施しています。
  健康宣言前からの取組ですが、今後も色々考えていきたいと思っています。
 
  先日、あいち健康経営会議に参加し、県内企業の取組紹介がありました。
  建設業(70人規模)の取組がステキでしたので少し紹介します。
 男性が多く、禁煙・メタボ対策として、禁煙手当の支給、野菜を多く食べる、体重測定を推進しているようです。
 現在50代の社長が「自分が見届けることは出来ないが、新卒社員が定年まで健康に働けるようにとの思いで今出来ることに取り組んでいる」と語っていたのは心に響きました。社内敷地に小さな野菜畑を作り、家庭菜園が趣味の社員にアドバイスを受けながら、社長自らも雑草抜きなどのお手入れをしているようです。
 体育学部出身社員によるストレッチ講習、シェフ歴のある社員による野菜レシピ紹介・実食など社員の得意分野を活かした取組に親近感が湧きました。
 
  社員の健康を大切にするとは数字など目下の話ではなく、社員と会社への愛情であり、そんな会社で働いている人は幸せだなぁ、と感動しました。
 その効果として、家族の安心、業績もアップ、取引先の評価、新卒採用増加、モチベーションアップといいことばかりです。
  会社により、問題点・改善策は色々だと思いますので、見習えるところは積極的に取り入れていきたですね。