「人手不足はこんなところにも」

先日、外出先で早く昼食を済ませたいと思っていたところ、近くに松屋があり、早く済ませるには絶好の店だと思い入店した。
混んでいること自体には特に何も感じなかったのだが、席に座り料理が出てくるのを待っている人がやけに多いなと、違和感を覚えながら私も席についた。

すると、お水を運んできてくれて注文を確認してくれたのが初老の女性で、少し珍しさを感じた。
私が利用した際の松屋などの牛丼チェーン店は、学生アルバイトや外国人留学生が多かったからだ。
それはさておき、料理が出てくるのを待ちながら厨房の様子を伺っていると、厨房で料理を出している人も同年代の女性だった。
びっくりした。牛丼チェーン店が、昼の時間帯に60~70代の女性だけでオペレーションを担っている姿に。
男性・女性に限らず60~70代の方が、牛丼チェーン店で働くのに適していないということではなく、特に街中の店舗でのオペレーションは、少ない人数で効率的に行う必要あるため、20代にとっても体力的にハードだからだ。

これまでの店舗の状況を見る限り、学生や外国人留学生などを優先的にアルバイト採用してきたと思われるが、若手と言われる人を確保できなくなったということだろうか。
逆に言えば、あらゆる年代の層にとって活躍のチャンスが増えるということでもある。
私が当法人に勤務し始めた頃は、転職市場では35歳を超えると転職に不利であると言われていたが、今では35歳どころか40歳を超えても、それなりの能力があれば転職しやすくなったという話も聞く。
年齢を重ねても、税務会計以外の分野で活躍できるチャンスがあることは面白いし、税務会計プラス他の分野で何か経験してみたいと思う。