「話を聞くときは・・・」

みなさんは、相手の話を聞くとき、どんな態度を示しますか?

1対1で話すときは、相手の話に相槌を打ったり、感嘆の表現をしたりと素直に気持ちを表現する方がほとんどだと思います。
しかし、聞く側の人数が増えるにつれて、反応が少なくなっていきます。
先日も、ある会議に参加して発表者の意見を聞いていたのですが、ふと顔を上げてみるとほとんどの人が下を向いており、話している人の顔を見ている人はほとんどいませんでした。相手に気持ちよく話してもらうには、まず反応しなければいけません。相手は、まず伝わったかどうかに最大の関心があるからです。しかし、聞く側の人数が多いと、その役目を人任せにしてしまう傾向があります。

私は、相手の話を聞くということは受け身の行動だと思っていたのですが、先日読んだ本の中に「聞くことは何も受動的なことではありません。言葉の意味と気持ち、感情を正確に理解しきちんと受け止め、さらに理解して受け止めたことをすぐに言葉や態度で相手に伝えます。その確認があって初めて相手は安心し信頼してくれるのです。」とありました。
聞く際には、真剣に誠実に聞いていますという姿勢を示すことがとても大切で、それは相手へのリスペクトを見える形、つまり身体で表すことになるそうです。

聞き逃さないポーズが聞き方の基本であり、 「メモをとる」 が、「 わたしは真剣に聞きます。あなたの話を聞き逃しません。」 という態度を示すポーズ につながるそうです。
特に初対面などの場合には、話をきちんと聞いていることを態度で表すことが重要で、打てば響くという的確な反応を示す必要があるようです。
仕事柄、人とお会いする機会が多いので是非実践したいと思いました。