「災害に対する精神的な備え」

 私は9月15日から9月16日にかけて京都市近郊の実家にいた。
映像を見られた人もいるかもしれないが、台風18号により京都市の桂川が氾濫した日だ。

 正確な時間は覚えていないが深夜から明け方にかけて、携帯のアラームが鳴った。4~5回ぐらいだろうか。
寝ぼけていてしっかり見ていなかったので、何のアラームか正確には覚えていないが、避難準備情報や大雨特別警報のアラームだったようだ。

 特別警報について詳しく知らなかったのだが、平成25年8月30日より運用が開始されていたらしい。
気象庁のホームページでは、「警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合、新たに「特別警報」を発表し、最大限の警戒を呼び掛ける」となっている。
そして、「特別警報」が発表されたら、ただちに命を守る行動をとってくださいとある。

 はてさて、命を守る行動とは何であろうか?
家の2階に上がる、公民館などの避難場所に移動する、などなど。
ブログを書いている今なら冷静に考えられるが、深夜の寝ている時に警報が発令されても、冷静に対処することは難しいのではないだろか。
だから、日頃から避難場所や避難経路等についてシミュレーションをしておくことが大事だろう。

当の私はというと、寝ぼけてしっかり覚えていないぐらいなので、危機感がなく気楽なものだった。私の知る限り、京都市近郊に住んでいて台風で怖い思いをしたことがなかったから、たぶん大丈夫だろうと。

朝起きると、桂川が氾濫しているとのニュースが流れていた。私のいたところから5kmぐらいのところだった。
私のような危機感のない者が逃げ遅れたりするのだろう。そうならないために、まずは防災に対する意識を高めることから始めよう。