「携帯電話ショップで」

 先日、携帯電話の機種変更をしようと思い、携帯電話ショップに出かけました。
 よく言われることですが、そこで改めて携帯電話の料金体系の分かりにくさに直面しました。
 同じ機種を買うにしても、機種変更、他社からの乗り換え、新規で値段が違いますし、通話プランも沢山あり、割引も多様で一度では決めることができませんでした。
 
 何度かショップに説明を聞きに行く中で、すごく感じの良い販売員に出会い、印象に残りました。
 なぜ良い印象が残ったのか後で思い返してみると、こちらの聞きたいことに過不足なくきちんと答えてくれた、というのが一番大きい理由だと思いました。
 分かりにくい料金体系を前にどうしていいかもやもやしていたところ、その人に話を聞いているうちに自分の頭の中が整理され、どの機種でどのプランを申し込むかをはっきりさせることができたのです。
 販売員なのですから、質問に答えるのは当たり前といえば当たり前のことなのですが、そのためには商品知識を頭に入れておかなければなりませんし、相手の聞きたいことを的確につかまなければなりません。
 好印象を残すほどの対応をするのは、誰にでもできることではないと感じました。

 後日、その販売員を指名予約して契約をしたいと思いショップに電話をしたところ、その人はいないと言われました。
 繁忙期の応援で、本社からたまたま来ていたということでした。
 
 うまく言えませんが、やはり仕事に対する姿勢や志は、言外に伝わってくるものだと感じる出来事でした。
 私も担当させていただいているお客様には常に心をこめて接し、この販売員のようでありたいものだと思いました。