「事業継続計画」

先日、BCPコンサルタントをされている方のセミナーに参加しました。

BCPとは、Business Continuity Planningの略で、事業継続計画のことです。
企業が自然災害等の緊急事態に遭遇した場合、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは、早期復旧を可能にするために、普段から行うべき活動のこと。
すなわち、緊急時における事業継続のための方法、手段等を取り決めておく計画のことです。

セミナーでは、今まさに大地震が起きた場合を想定し、自分が社長という立場だったとしたら、地震発生から5分後、10分後…にいったい何をするだろうかという体験をしました。
例えば、社内にいる従業員に対しての指示や営業で外回りをしている従業員への連絡、また従業員の家族の安否確認など、すべきことを優先順位を付けて的確に行うことは容易ではないと実感しました。

緊急事態は突然発生しますので、常日頃から不測の事態を想定しておくことが最重要事項となります。
その時に、即座に行動に移せるかどうかも大切な要素です。
セミナー講師の方も、従業員の生命と会社の財産を確保したうえで、中核となる事業の継続または早期復旧することで顧客からの信用と従業員の雇用を維持し会社を存続させることは、企業の社会的使命であると言われていました。

平時において、有事を想定しての行動は容易ではありません。
しかし、いざというときに備えておくことは、企業のその後の明暗を分けるほどの価値をもちます。
今一度、見直してみてはいかがでしょうか。