大御所芸人からの考察

 近年、Youtube等の動画再生サイトで簡単に個人が動画をアップすることができるようになっており、かなり古い動画も簡単に見られるようになっています。
 私もよくそういったサイトを利用するのですが、最近では特に、大御所と言われている、明石家さんま、ビートたけし、ダウンタウン、今はテレビからは退いていますが島田紳助等(敬称略)の芸人が若手時代どんなお笑いをやっていたのかに興味を持ち、20~30年前の古い番組を中心に視聴していました。

 そういった動画を見ていてかなり驚いたのですが、まだまだ初々しくテレビ慣れしていない感じだろうと思いきや、風貌こそ若いですが、今とほとんど芸風が変わっていないのです。
 それぞれ全く違った芸風だとは思いますが、デビューから年を追うごとに確立されていっているわけではなく、20代の当時から番組の回し方、司会の進め方、声の強弱、切り返しのうまさが際立っていました。
 そこで感じたのは、テレビに出て爪痕を残すために相当な準備をしてきているな、ということと、自分の得意な点、優れている点を知っており、徹底的に伸ばした結果、今の地位を築いたんだな、ということです。

 以前のブログで、苦手分野を無くしていきたいといった内容を書いたことがありますが、得意なことを把握し、そこを伸ばし切ることも自分の売り方としては大切なことであると強く感じました。
 仕事に臨む際に自分なりの爪痕を残すための準備をすることは今からでもできると思うので、それに加え、まず自分が他人に負けていない、得意だ、と思える点を見つめ直し、確立していければと思います。