「こんなに手に入らないものだとは」

 小学5年生の息子に初めてテレビゲームを買うことになりました。
 任天堂の「スイッチ」という新しいゲーム機です。
 今までうちでは買ってもらえないだろうと半ばあきらめていた息子は大喜びして、早速買いに行きました。

 ところが、売っていないのです。
 電気店、おもちゃ屋、ショッピングモールのおもちゃ売り場、地元の書店と見てまわりましたが、どこも「品切れ、入荷予定なし」となっており、予約すら受け付けていません。
 インターネットで調べてみると、日本全国大変なことになっていると初めて知りました。
 電気店の抽選販売では抽選に参加する人の列が店の周囲を2周した、とか、先着〇名に販売という店では徹夜で並ぶ人がいる、等々。
 転売屋と呼ばれる人が仕入れ、値をつり上げて販売していることも、品薄に拍車をかけているようです。

 任天堂の発表では、今期(18年3月期)の生産台数は当初800万台の予定から倍増の1,600万台以上に引き上げるとのことですが、この様子ですとそれでも間に合わないほどの需要があるのでしょうか。
 それとも出荷量を調整して小出しにし、人気や品薄感を演出しているのか、とすら勘繰ってしまいます。

 ついでに気になって任天堂の株価を見てみました。
 「スイッチ」発売日の3月3日頃からずっと上昇傾向にあり、6月下旬の決算発表後に調整はあったものの、この間の株価上昇率は約50%にもなっています。
 同期間の日経平均は2,3%程度の小幅な上昇に留まりますので、このようなところからも販売好調が覗えると思います。

 あまり労力をかけてまで買う気はないのですが、楽しみにしている子供のためになるべく早く入手できないものかと思案しています。