新年の抱負

 税務の仕事に日々携わって思うことの一つに、実務は“教科書通りの明確なことばかりではない”ということがあります。

 法律という大原則がありながら、個々の事象について、解釈の余地がある部分については税理士によって様々な対応が取られます。
 そういったものの中で、実務的にまかり通っているものに慣れてしまうと、基本原則の理解を誤ってしまうことがあります。また、こういう考え方もできるのでは?という視点もにぶってしまいます。

 教科書通りにいくことばかりではなくても、原則となる法律の重要性は変わりません。
 個別案件に対応する解釈も、迅速に、論理的に対応できるよう、今年は今一度基本に立ち返って税法の理解を深めたいと思っています。