「本業のみならず」

先日、あるお客様の不動産売買に関して、金額・タイムスケジュール等の詳細を決定するための仲介業者との打ち合わせに同席をさせていただく機会がありました。
お客様にとって不動産売買は頻繁にあるものではないため、売買に関して税務上のリスク等は無いかの判断のため同席していただけないか、といった経緯で実現したものです。

 お客様や仲介業者から売買の概要を伺う中で、税務面でいくつか気になる点があったため意見を述べさせていただきました。
 その点については改めて検討をしていただけるとのことだったので、微力ではありますが同席をさせていただいた意義はあったのではないかと思います。

 ただ、その際に、契約書などの書類についても拝見をさせていただき、基本的な項目が記載されているかといった点の確認はある程度可能でしたが、契約書自体が法的要件を具備しているか等といった法務に関する深いところまでの判断は正直なところ難しく、その辺りに自分の力不足を痛感しました。

 お客様から相談を受けたりお話を伺う中で、我々の本業である税務・会計はもちろんのこと、例えば法務や労務、ITといった分野についてもお客様の迷惑にならないような最低限の知識などが必要であると思います。
 石田会計では、多くの専門家の方とのネットワークがありますので、そのネットワークを活用しつつ、その一方で自分自身でもお客様からの多種多様なご相談に対応できるように様々な分野に意識を向け、日々の業務にあたっていきたいと思います。