「観光に活路を」

ニュースなどで見聞きした人もいるだろう。
世界の人気観光地ランキングで、京都市が2年連続で1位となったと。

アメリカの有名旅行雑誌「Travel+Leisure」が発表したもので、読者投票を基に「風景」や「文化・芸術」、「レストラン・食べ物」など6項目で採点したものだそうだ。

ちなみにトップ5はというと。
1位:京都(日本)
2位:チャールストン(アメリカ)
3位:シェムリアップ(カンボジア)
4位:フィレンツェ(イタリア)
5位:ローマ(イタリア)

日本人&京都出身者としてはうれしいニュースだったと同時に、本当に1位なのかという疑問が残った。
日本への外国人観光客は、ヨーロッパや他のアジアの国々に比べれば少ないからだ。
日本政府観光局が発表している2013年の資料によると日本は1,036万人(27位)、一方トップのフランスが8,301万人、次いでアメリカ6,976万人、アジアでは中国5,568万人(4位)、タイ2,654万人(10位)となっている。
読者が選ぶランキングといったところだろう。全世界で投票したランキングがあれば知りたいが・・・

今後日本で市場が伸びる可能性があるのは、観光、医療、農業など限られた分野になるだろうから、京都だけでなく日本を訪れる外国人観光客が増えるのは良いことだと思う。
何かしらのお土産を購入するはずだから、メイドインジャパンの物を売るチャンスが増えるだろう。
日本の市場規模は限られている、また海外へ出て行くにもハードルが高い、しかし外国人観光客は海外から訪日してくれて物を買ってくれる。
日本旅行の際のお土産としての地位を確立できれば・・・

爪切り、お弁当箱、ハンコ、ガチャガチャ、柿の種など様々な物がお土産として購入されている。
既に取り組まれている企業もあると思うが、今取扱の商品を外国人観光客向けに一工夫したり、PRの方法を再考してみても良いのではないだろうか。