「求人トラブル増えています!」

従業員を募集する際、ハローワークや民間の求人広告・インターネットなどで募集すると思います。
求人難ということもありますが、多様なトラブルがハローワークだけでも昨年1万件以上あり、苦情受付件数なので苦情を言わずに早々に退職する人は何倍もいると想定されます。

 苦情のトップ3は下記の通りです。
No.1 給料 25%・・・賞与の無の場合あり、試用期間が低賃金の未記載運用など
No.2 労働時間 20%・・・年間休日の相違、土日出勤の強要、残業など
No.3 職種・業務内容 15%・・・事務員採用なのに営業職など

 原因はトップ3は下記の通りです。
No.1 求人票の内容が実際と違う 35%
No.2 求人会社の説明不足 25%
No.3 あいまいな口頭合意による認識相違 10%
原因を見てもわかるように、意図的な相違は良識問題ですが、採用側の知識・理解不足により意図せず不正確な記載でトラブルになる場合も多いようです。
 
 上記のようなトラブルにならないような対策は・・・
①仕事内容、募集人材像の具体的記載
・・・あいまいな記載は応募者の心に響きませんし、「詳細は面接にて」などは不親切とも受け取られてしまいます。
②労働条件が世間・業界水準で明確か
・・・①をクリアしても②の壁は同じ位高く、最もトラブルになりやすいので注意です。
③会社方針・理念など
・・・応募者の仕事観に共感できる社風かどうかは若い世代ほど重視しています。
 自社HPに誘導し、より会社を知っていただけると効果的です。

 採用に関しては、労働法を始め多くの法律が関係します。
 トラブル当事者のみならず、周囲の労働者への影響、ネット書込みでブラック企業のレッテル、労働局からのお呼び出しなど悪影響は計り知れません。

選び・選ばれる美しい採用ができるステキな会社でありたいですね。