「次世代自動車」

街を歩いているときなどに電気自動車を見るととても珍しく感じる。
三菱自動車からi-MIEV、日産自動車からリーフが発売された当初は、これからは電気自動車の時代だとニュースを賑わしていたが、電気自動車はどのくらい普及しているのだろうか。

電気自動車の国内販売台数(一般社団法人次世代自動車振興センター統計より)を見てみると、
2006年:15台
2007年:62台
2008年:46台
2009年:1,628台
2010年:7,132台
2011年:13,256台
2012年:16,554台
と徐々にではあるが販売台数を増やしている。
(参考:2012年の国内の新車販売台数は約530万台)。

ハイブリッド自動車のプリウスはどうだったかというと、
1998年:1.8万台(1997年12月初代発売)
1999年:1.5万台
2000年:1.3万台
2001年:1.1万台
2002年:0.7万台
2003年:2万台(2003年9月2代目発売)
2004年:6万台
と、発売から数年間の販売台数は伸び悩んでいたようだが、その後は2009年に20万台を突破し順調に販売台数を伸ばしていった。

電気自動車の航続距離は、日産自動車のリーフで228kmとなっているが、エアコンの使用状況や上り坂など道路状況により実質的には200kmないだろう。
この航続距離とガソリン車よりも価格が高いことなどを考えると、個人的には現時点で購入する気にはなれない。
ただし、技術の進歩によって航続距離は伸びていくだろうし、価格もガソリン車並になれば選択肢のひとつになるかもしれない。

また、トヨタ自動車などは次世代エコカーと言われる燃料電池自動車の開発を進めているが、普及させるまでにはまだまだハードルが高いようだ。
今後どんな自動車が普及するか楽しみだ。普及する自動車によって自動車業界の勢力図も大きく変わるだろう。
信じている。日本の自動車メーカーが、次世代自動車で世界をリードしている姿を。