「家計の管理」

最近結婚し、家計を管理することになったため、『誰も教えてくれないお金の話』という本を読んでお金の使い方を勉強しました。その本から「自分は節約しているつもりなのになかなか貯金ができない」、「月末になると手元にお金がない」という誰でも陥りがちなお金の問題の解決方法を学ぶことができました。

毎月の家計を突き詰めて考えると「収入―支出」というとてもシンプルな構造になります。つまり月末に手元にお金がないという状況は、自分の労働の対価である収入と支出のバランスが取れていないという状況を示します。お金の問題を解決するためには、「毎月入ってくる収入」と「毎月手元にどれだけ残せるか」の両方を考える必要があるのです。

お金の問題を解決するために必要な作業が2つあります。
(1)P/L損益計算書(家計簿)をつける
家計簿をつける目的は、家計の現状を数字で判断し、お金の流れを把握することです。毎月のお金の流れを比較し続けることで、費用の割合を知ることができ、身の丈以上の生活をしていないか確認することができます。
家計における効果的な節約の順番は、①固定費の節約②ムダ使いの節約③変動費の節約(食費、衣料費等)④時間の節約だそうです。

(2)B/S貸借対照表をつける
資産=持っている資産の総額、負債=借金の額、純資産=資産から借金を引いた本来もっている額となります。家計簿では収入と支出しか分かりませんが、純資産が分かると「家計が本質的に安定しているか」が数字で見えてきます。
目標となるべき純資産の年代別の数値ですが、20~29歳:年収と同じくらい、30~39歳:年収の2倍、40~49歳:年収の3倍、50代以上:年収の5倍だそうです。

この本を読んでさっそく家計簿を購入し、つけることにしました。また、B/Sを作成し、長期的な視点からも家計のバランスを整えて「ゆとりのある生活」をおくれるようにしていきたいと思います。