「刃物まつりから・・・」

刃物のまちと言えばどこが浮かぶだろう。
東海地方に住んでいる人は関と言う人が多いのではないだろうか。
私が関西に住んでいた頃は、刃物のまちと言えば堺を想像したのだが、名古屋に来てからは関と答えるだろう。関は700年ほどの伝統を持つ刃物のまちだそうだ。
というわけで、先日岐阜県関市で開催された刃物まつりに行ってきた。

刃物まつりでは、関市内の45ほどのメーカー、卸売業者などによる「刃物大廉売市」が開催されていて、包丁、はさみ、園芸用品、つめきりなどの刃物が通常価格より安く購入できる。かく言う私もはさみやつめきりなどを購入した。
様々な包丁やはさみなどの刃物が店頭に並んでいるので、見ているだけでも面白かった。行ったことがない人は一度行ってみるのも良いと思う。
また、グルメでは鮎やうなぎが有名で、関の特産品を食べながらお気に入りの店を探すのも良いと思う。
うなぎは、店の前で待っている人が多くて諦めるしかなかったのは残念だったが・・・。

最近というわけではないが、包丁やはさみなど安く購入できるようになっている。特に中国などの海外から輸入されたものは安いようだ。
安いものを買って、消耗品のごとく切れなくなったらまた安いものを買うという考え方もひとつだろう。
一方、値段は2倍3倍になっても、品質の良いものを何年も使い続けるという考え方もある。
職人が作った刃物と安い刃物を購入して、切れ味などを比べてみるのも楽しそうだ。考え方にも変化があるかもしれない。