「ネコノミクス」

「ネコノミクス」とは安倍内閣の経済政策「アベノミクス」になぞらえ、猫による経済効果を指す造語です。猫カフェ、映画など経済が低迷する中でも猫関連ビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしているのです。
 近年、高齢者や一人暮らし世帯が増えたため、散歩などの世話のかかる犬よりも飼いやすい猫に人気が移行しているようです。
 ちなみに猫ブームの火付役は和歌山電鐵貴志駅の三毛猫たま駅長といわれ、その経済効果だけで年間11億円と言われています。
  
 実は、我が家でも4年ほど前からキジトラ柄のオス猫を飼っています。
 仕事・家事・育児と心身ともに余裕がなく、動物飼育に消極的でしたが、子供の強い希望と熱意に押される日々が続いておりました。
 どう説明してあきらめさせるか、飼育のデメリットを考えるうちにメリットの方がどんどん浮かんできたのです。
 生き物を愛情と責任を持って育てる、ということは座学で学べるものでも、理屈でも、教えてもらう種のものでもないし、飼育は情操教育上素晴らしく、学ぶことのほうが多いと感じたのです。
 色々考え、最後には理屈ではなく「好き」という感情が一番大事なんだ、と180度考えが変わった瞬間を今でも覚えています。
 歳を重ね、何かと合理的・論理的思考に慣れ、情緒的な面をもっと重視していかないと幸せ感度が落ちるのでは、と反省しました。
 
 以前から殺処分問題に取組む動物愛護センターの理念に共感していたので、飼主募集に応募し、今の愛猫とご縁がありました。
 いわゆる「雑種」ですが、とても美形で毛模様も素晴らしく、運動神経抜群の大切な家族です。

 猫ブームを機に、ブランドネコ人気も上昇しているようですが動物愛護センターやペット里親制度の認知度があがるといいなぁ、と思っています。