「サマータイム」

  毎年この時期になると日本でもサマータイムの導入について議論されています。
ご存知のとおり、サマータイムとは日が長い夏の間に時計を進めて、昼の時間を長くして、時間を有効利用しようというものです。
現在、約80カ国でサマータイムが導入されているようです。

  サマータイムの導入のメリットとしては、電力の節電、アフターファイブの経済効果、サマータイム対応ビジネスの展開などの新たな経済効果などがいわれています。 緯度が高い地域では、夏場は夜でも昼間のように明るいので時間を有意義に使える感覚が強いように思います。
  一方、デメリットとしては、全てのものの時間設定を変える労力の大きさ、健康への悪影響がいわれています。また、日本人の国民性である勤勉さが、明るい時間に帰るのにためらいが生じ、結果としてサービス残業が増加するのでは…なんてこともいわれています。

  日本でも1948年から1951年にサマータイムを導入しています。デメリットの面が影響し、評判が悪く廃止されました。実際、電力中央発電所と産業技術総合研究所で公表されているサマータイムの効果に関する試算によると、サマータイムについては電力需要に関してはあまり効果がないという結論のようです。

  日本でのサマータイムの導入には賛否があると思いますが、個人的には一時間早めることで就業後等のまとまった時間が増え、活動範囲が広がると思うので導入には賛成です。
実際、導入となると様々な壁があり難しいと思いますが、今後の動向を見守りたいと思います。