「その道のトップとは」

 先日、大相撲の名古屋場所を観戦してきた。
 生で観るのは初めてだった。
 大相撲はテレビでもほとんど観ることがなかったのだが、人生の先輩と、国技なので一度は生で観戦してみようということになったのだった。

 大相撲を真剣に観たことがなかったということもあり、力士の方には大変失礼な話だが、体の大きな人達が体重を武器に押し合いをしているようなイメージしか持っていなかった。
 小学校の時にあった相撲大会もそうだったから。

 ただ観戦していると、力士の眼光はとても鋭く、取り組みまでの気合の入りようが尋常ではない、絶対に勝ちたいという気持ちが伝わり、観るものを魅了するというのもわかるような気がした。
 格闘技とはこういうものなのかと。

 横綱の白鵬(はくほう)を近くで見ることができたのだが、ただ体重を増やしたのとは大きく違い、筋肉が鍛え上げられていた。
 さらに、威圧感というのだろうか、王者の風格なのだろうか、言葉では言い表せないそういうものを感じた。
 他の力士とは漂っているオーラが全く違うことに驚いた。

 横綱ともなれば大相撲の世界でトップだから、オーラがあるのは当然だろう。
 オーラは出すものではなく自然と出ているのだと思うが、会計・税務の知識が凄い、あの人と話すと何でも話してしまうなどなど、どんな種類でもいいので何かひとつでもオーラを持てるように、まだまだ精進したいと思う。