先日、確定申告の無料相談会において相談員として一日業務をしてきました。
この相談会は、医療費控除などがあり確定申告が必要だけれど、申告の仕方が分からないといった方を対象に、税理士会の各支部ごとに一定期間行われているものです。
私が所属する支部の場合は、開業税理士の方が担当となることが多いのですが、縁があってこのお話を頂けたので快諾しました。
私が相談員として参加した日は生憎の雨でしたが、それでも8人の税理士に対し、約70名の方がお越しになりました。
同世代で美容関係での収入がある方から、年金受給者の方までと、対応させていただいた方の年齢層も様々です。
多くの方々の相談をお聞きしながら、一緒に申告書を作成できたことで、「ありがとう」や「本当に助かりました」というお言葉を頂き、非常に充実した業務でした。
ただそんな中で、反省点が多く見つかった一日でもありました。
例えば、専門用語の使用はもっと減らすべきだった点や、もう少しゆっくりとした口調で話すべきだった点などです。
税理士として、税金に詳しくない方のために、分かりやすく段取りよく説明することは基本であると思います。
基本的なことではありますが、相談会で一度に多くの方からの相談をお受けしたことで、それがとても難しいことを再確認しました。
税務の知識をインプットすることはもちろんですが、その知識をどう分かりやすく伝えるかという点を、これから更に磨いていきたいと思います。