「変化を受け入れることができているか」

 よく気づくようになったのはここ半年くらいでは?と思うのですが、大きな声で独り言を言って歩いている人を見かけるようになりました。
 実は文字通りの独り言ではなく、携帯での会話をハンズフリーでしているだけなのですが、いまだ見慣れない風景に私はいつも心の中で一度驚いてしまいます。

 新しいものはある程度の広がりを見せるまでは、少数派として好奇の目で見られることがあります。「良くも悪くも今までと違うもの」にはつい無意識に視線を向けてしまうのは人の性かもしれません。

 ただ携帯電話があっという間に進化し普及したように、数年前までは“あれはなんだろう?”と見られていたものでも、いつの間にか持っていない、知らない方がおかしいとまで言われそうなくらいの状況まで変わってしまうこともあります。

  冒頭の光景は、何度も見かけているものなのに毎回(心の中で、ではありますが)驚いてしまう辺り、自分がなかなか新しいものを受け入れる心の状態ではないことを暗に指摘されているようで少し反省しています。
 必ずしも最先端についていこうとは思わないのですが、常に新しいものを受け入れる柔軟な姿勢でいたいですし、そうする心の余裕を持ちたいと思っています。「慣れていること=当たり前のこと、正しいこと」、のように思考回路が固まらないようにしたいです。

 変化の早い最近のご時勢では、多くは「現状維持=衰退」と言えなくもありません。ちょっと気を引き締めようと思った気づきでした。