「真田丸」

 お恥ずかしながら、今年の大河ドラマ「真田丸」が決まるまで、主人公である真田信繁(幸村)のことはおろか同時期に覇権を争った戦国武将の名前すらろくに言えませんでした。
 今回脚本が、ドラマ「古畑任三郎」や「新選組!」を手がけた三谷幸喜、主演が、「半沢直樹」で脚光を浴びた堺雅人と注目度が高かったので、第1話から観ることにしました。

 舞台は信濃。
北は上杉、南に徳川、東に北条、西に織田、豊臣と名だたる大名に囲まれた一豪族である真田家が、いかに動乱の時代を生き抜いたかを描くストーリーです。

 その中で特に私が注目したいのが、主人公の信繁の成長過程です。

 実は真田信繁自身、亡くなる直前の功績のみが語られることが多く、どのように若い時代を過ごしたのかはあまり表に出てこない人物のようです。
ドラマ内でも、当ブログ執筆時点でその3分の1程度終わったところですが、知略に優れた名将といわれる父、昌幸が主人公なのではないかと勘違いする程、まだそこまで焦点が当たっていません。

 しかしながら、父からただ世代が変わったというだけでは、歴史に名を残すほどの武将にはなれなかったでしょう。
恐らく頼れる父の影に隠れながらも、甘えることなく自分なりに必死に考え鍛錬し、成長していけたからこその最期があったのだと思います。

 法曹界に父を持つ私ですが、10年、20年後、会計業界にこの人アリ!と言われるような人物になれるよう日々研鑽しなければと、
主人公と自分とを照らし合わせつつも、大坂編に突入した信繁の成長をしばらく大河ドラマで注目していきたいと思います。