「柔軟に」

「売上を2倍にするにはどうしたらいいか?」

 これは「味の素」が売上で伸び悩んでいた時、社長が従業員に投げかけた課題です。
このエピソードをご存知の方も多いかもしれません。皆様だったらどんな答えを出しますか?

 私だったら「宣伝方法を変える…?製品を改良する…?」等が思いつきました。「味の素」の社長が従業員にこの問いを投げかけた際、優秀だった社員でも実現可能なアイデアは思いつかなかったそうです。しかし、ある女性社員が出したアイデアにより売上が実際に伸びたそうです(倍増までしたかは定かではないですが…)。

 そのアイデアが「容器のキャップの穴の大きさを2倍にする」というものです。 

 ちょっと拍子抜けな気持ちになりませんか?
「そんなことか!」と思う反面、実際にはなかなか思いつかないようなことだと思います。
「容器のキャップの穴の大きさを2倍にする」という時間も労力もほとんどかけない方法で売上が伸びる…!深いと思いました。

 このエピソードを知り、柔軟にシンプルな考え方が出来ることが難しく、大切であることを改めて感じました。困難に直面すると、どうしても考えすぎて難しく考えがちですが、時には頭をからっぽにシンプルに考えられることが意外と解決の近道に思います。
 仕事においてもプライベートにおいても「どうしよう」と思った時程、視野が狭くなりますが、柔軟にシンプルに考えられるよう一息おいて向き合っていきたいと思います。