「本番を意識する」 

私事ではありますが、先日、税理士試験を受けてきました。
 職場の方々や家族のバックアップがあったからこそ試験勉強に集中することができましたし、まずはこの恵まれた環境に感謝をしたいです。
 
 そもそも、税理士制度は基本的に、①試験5科目に合格かつ②一定の実務経験、が登録に必要となるのですが、私は①の要件について現状4科目の合格済みであるため、もし今年の試験に合格すれば税理士登録が可能となります。
 
 今回の試験を通じて、やはり常に本番を意識して取り組むことが大切であることを再認識しました。
 試験本番というのはとても緊張してしまいますし、分からない問題が出題された時には焦りも生じます。ただ、試験2時間で一通りの問題を解く必要があるので、焦って平常心を失ってしまった時点で合格は遠のいてしまいます。
 そのため、日ごろの勉強においても本番でここが問われたらどう対応するか等を意識することで、知識の吸収度合いもより高まりますし、本番のイメージトレーニングにも繋がります。

 また、本番というゴールを意識することで、現状からゴールまでの距離をしっかり見極め、今の自分に何が足りていないか、あと何をすれば良いのか、の把握にも繋がります。
 このことは、当たり前のことではあるかもしれませんが、私個人としては忘れがちになっていることが少なからずあるように思います。
 試験勉強に限らず、日常業務などにおいても、全体像を把握する前に漠然と取り組むのではなく、常にゴールまでの距離をイメージして、そこからの逆算でより良い方法を見出せるように心掛けて行きたいです。