「コーチング」

同業の友人から、勉強になったからと勧められ、コーチングのセミナーに参加しました。

コーチングとは、英語でコーチ(coach)の語源である、ハンガリーのコチ地方で製造された馬車が優れていたことに由来しています。かつて、イギリスの学校や家庭では子供に対するしつけにムチを使って叩くことが習慣化していたことから、「指導する」という意味の動詞が派生したものです。

そもそもコーチングとは、相手の話を聴く(相手は、話す)ことにより、相手が考え・頭の中が整理され・気付きがうまれ、さらに自発的行動をおこすように後押しすることです。

そのコーチングで最も重要で基本となるスキルが、「聴く」です。ところが、この「聴く」スキルは、ある程度意識しないと身に付かないものでもあります。
なぜなら、日本語で「きく」といっても、「聞く」・「訊く」・「聴く」と、それぞれ意味合いが異なるからです。
「聞く」は、単純に音が耳に入るという意味です。
また、「訊く」は「尋ねる」といった意味合いを持ち、自分に必要な情報を得るために訊くというものです。
一方、「聴く」は相手の話の内容に心からの関心・興味を示し、意味を深く理解しながら聴くことです。

聴いているというアピールとして、相づちや適格な接続詞も大切で、意外に沈黙も相手に話をする時間を与えるという意味では重要なのだということを学びました。
相手が気持ちよく話せるような、上手な聴き方を仕事でもプライベートでも実践していきたいと思います。