「ふるさと納税」 

減税対象となる寄付金控除額の倍増やワンストップサービス(確定申告不要制度)の導入で話題となった、「ふるさと納税」の平成27年中の寄付金額の自治体別ランキングが速報ベースで発表され、寄付金額上位の自治体について以下のような結果となりました。

 1位 宮崎県都城市 35億2,718万円
 2位 静岡県焼津市 34億9,279万円
 3位 長崎県平戸市 26億7,716万円

 平成26年の年間ランキングのトップが長崎県平戸市の12億7,884万円であったので、トップの数字は昨年から3倍近くも増加しており、これらの数字を見比べてもふるさと納税が昨年以降いかに注目されてきたかが見て取れます。

 やはり、ふるさと納税を行う側にとっての最大の魅力は、寄付に対してお礼品が貰えるという点にあるようで、ランキング上位を見ても、お肉や地酒などの特産物をお礼品として設けている自治体が名を連ねています。
 
 このように、ふるさと納税が注目されることで、寄付をした側にとっては寄付金の税額控除の適用ができるメリットが、また、ふるさと納税に力を入れている自治体にとっては、寄付が集まるとともに自治体のPRになり地域活性化に繋がる可能性があるという点で、双方にメリットがある制度ではないかと思います。

 ふるさと納税に興味を持ちつつも、実際にはまだ行えていないという方もいらっしゃるかと思います。最近では関連書籍やインターネットのサイトもとても充実しており、各自の控除額の上限も簡単に計算することができます。
 ご興味のある方は一度取り組んでみてはいかがでしょうか。