きっかけ

 私はお得という言葉が大好きで、損という言葉にも敏感に反応します。私のカバンの中にはクーポン券やスタンプカードがいくつか入っています。ありがたいことに友人は「しっかりしている」と言ってくれますが、本人はただ単に「ケチ」なだけと思っています。

 私が簿記に興味を持ったのは数年前、当時勤務していた会社にDC(確定拠出年金)が導入される話を聞いた時でした。

 私は「自分で○×株式会社の株を購入して自分で運用するのか」と勘違いをして、とりあえず株なら「会社四季報」だと本屋に走りました。ぱらぱらと眺めてみても、何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした。

  金融や経済、経営等のジャンルは自分には関係なく、きっと理解できないと食わず嫌いしていたことを後悔しました。このままでは損をしてしまう……そうだ、会社の数字といえば簿記だ!という短絡思考で簿記の学習を始めました。

 損をしたくないという少々負のパワー、いうなれば「ケチパワー」により、私は「会計」という新しい世界に飛び込むことができました。

 まだまだ食わず嫌いをしていると思われるジャンルは沢山存在します。その一つである英会話をどうやって克服しようか思案中です。

by 宮内